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千葉県市川市


updated 2004/01/11


性同一性障害の方へ配慮した各種申請書等の見直し (市のホームページ)


市川市男女平等基本条例 (抄) (2003/04/01施行)

第1章 総則

(基本理念)

第3条 男女平等社会の実現は、市、市民及び事業者が一体となって、次に掲げる社会が構築されることを基本理念として、行われなければならない。

(1)〜 (5) 略

(6) 男女の性別にとどまらず、性同一性障害を有する人等のあらゆる人の人権が尊重される社会

市議会03年6月定例会会議録 (2003/06/20)

会期年月: 2003年 6月

日程: 2003/06/20 第6 日目


永池一秀企画部長

時代を先取りした市政についてと、構造改革特区についての2点についてお答えをいたします。

(中略)

最近では性同一性障害の方へ配慮した各種申請書の見直しにつきましても、県内各市に先駆けまして、この8月から実施をさせていただく予定になっております。今後におきましても、市民が主役であるということを念頭に置きまして、市川市から全国へ向けてさまざまな施策を発信してまいりたいと考えております。

(後略)

市議会03年2月定例会会議録 (2003/03/18)

会期年月: 2003年 2月

日程: 2003/03/18 第9 日目

村岡民子議員

 太陽・尊命の村岡民子です。

(中略)

 最後に、性同一性障害の方に配慮をして、行政ができることはないかという質問です。

 性同一性障害とは、もう近ごろ、言葉ではよく聞かれるようになりました。生まれたときに生まれ持った性と心が感じる性が異なる。私でしたら、例えば女の体で生まれているんだけれども、どう考えても頭は、僕は男として生きるべきだ。何で親にスカートをはかされていなければいけないのだと脳が思う。これの一番最近皆さんよく知っているニュースとしては、競艇の選手が、女性選手としてモーターボートの競艇の選手と登録をして、女性選手としてレースに臨んでいましたが、性転換手術を受けて男性選手としての登録に変えてもらい、今は男性の選手として競艇の場で活躍をしている人がいます。その方は、本当にやっとこれで自分の居心地のいい場所を見つけたというふうにインタビューでも答えていますが、法律の上で、日本ではまだ性転換手術を受けても、法律上の戸籍の女性、男性を変えることができないという状態になっています。今現在、性同一性障害を持つ方自身が国会への陳情などを繰り返しているようで、法的整備というのがなされなければ、地方自治体でできることというのは非常に限られてくると思うのですけれども、私の友人で小金井市の市議会議員をしている女性から、こんなことを全国展開できないかということでお知らせをいただき、今回の質問をしているのですけれども、小金井市では、印鑑証明の発行に関して性別を入れなければいけないという法律の規定がないので、これを削除することに決めた。それから、来る統一地方選挙のときには、はがきで送られてくる選挙の整理券にも、男、女という表記を入れないで発行することになったということを伺っております。市としてこれらのことを調査くださいというお願いも事前にしておきましたので、市川市として、同じようにこの性同一性障害に苦しむ方たちが、自分の性を自分で心で感じる性として生きられるように手助けできる方策はないかどうか、お伺いします。

 以上、1回目の質問にします。

永池一秀企画部長

第1点目の行政窓口人事目安箱の設置についてと、第4点目の性同一性障害に関するお尋ねにつきまして、お答えをいたします。

(中略)

 次に、第4点目の性同一性障害の方に配慮し、行政の発行する証明書などにおける性別記載の取り扱いについてお答えをいたします。ことしに入ってから、テレビ、新聞のマスコミに、心の性別と体の性別が食い違い、自分の性に強い違和感を持つ性同一性障害に関する記事が取り上げられております。この障害を抱えた方は数万人、あるいは10万人に1人と言われておりますが、自分が思っている性別と実際の性別が違うことによりまして、病院の診療でありますとか、あるいは就職活動など日常生活の中で苦痛を味わうなど、精神的に不安定な生活を送っていると言われております。このようなことから、この人々の権利を守ろうという運動が立ち上がっておりまして、ご質問者からもお話がありましたとおり、自治体の中にはそれらの方々に配慮いたしまして、印鑑証明書や、あるいは申請書の性別の記載欄を削除しようとする動きも出てきております。

 ご指摘の性別の記載の削除の件でありますが、市川市では、かつて申請書への押印の廃止をした際、全庁的な作業になりましたが、今ご指摘の問題につきましても同様に、その効力、あるいはその用途を勘案して精査することが必要であろうかと思います。したがいまして、申請書などを含めて全庁的な取り組みとなると思いますので、多少時間が必要かと考えております。いずれにいたしましても、このような人権の問題に地方が先鞭をつけ、国を引っ張っていくという形で動き出しておりまして、市長が施政方針でも述べておりますように、地方が国をリードする時代の姿そのものではないかと思います。本市といたしましても、この問題につきまして前向きに検討していきたいと考えております。
村岡民子議員

(中略)

 次の性同一性障害ですけれども、これは本当に病気なんだと私は思います。「奪われし未来」という本の中に、ネズミの子供で実験をしてみると、ネズミは多産ですから、いっぱい子供の部屋がお母さんのおなかの中で並んでいて、雄と雄に挟まれた雌は、この雄と雄の両方が出す男性ホルモンの影響を受けて非常に凶暴な雌になるとか、雌と雌に挟まれた雄は、どうもやっぱり刺激に対して弱い雄になるとか、そういう本当に生物的実験を生物学者がして、だから環境ホルモンが人間に対して及ぼす影響は見捨てておけないんだ、なおざりにしてはいけないんだという本を書かれているんですね。私たちは今、本当にもうどれだけ種類があるかわからない環境ホルモンにさらされています。子供が持ってなめているプラスチックからさえも環境ホルモンが出ていると言われ、合成洗剤にも入っている。ダイオキシンも環境ホルモンの1つです。ですから、子供が母親の体内にいるときに、性の分化は形、構造的に性が男になるか、女になるかが分かれる時期と、脳が男であるか女であるかを識別する、分化する時期がずれているんですね。そのずれているときに、それぞれどちらかが男性ホルモンなり女性ホルモンなりの過剰な環境ホルモンの影響を受けてしまったときに違う性に転換してしまう確率が、現代社会は非常に高くなっているというのは間違いないことなんだと思います。だからこそ、現代に生きる私たちは、その方たちの人権も守ってあげなければいけない。そして、行政としては、そのことができるのであれば、例えば女性の格好をして、それも本当にたくさんのお金をかけて手術をして、女性ホルモンを服用することによる副作用の苦しみにも耐えながら、でも、脳が絶対女として生きなきゃ嫌なんだと思って女性の格好をしている人が、本当はその人たちが一番政治の助けを欲しいはずなんです。保険証にだって女と書いてもらって、病院に真っ当に行きたいだろうけれども、保険証は男と書いてあるから、多分病院には行かないでしょう。そして、選挙だって、そういう政治の助けが欲しいのに、女と書いてない紙、男と書いてある紙を持って投票所のところに行って、あれという目をされるとしたら、投票には行かないのではないでしょうか。そんな声を伝えたいということで、今度、東京都の中では、区議会議員の選挙に実際に性同一性障害を持った方が立候補するという話も聞いております。いろいろな方が本当に暮らしていて、男女共同参画もそうですけれども、このような病気で生まれてしまった方たちの人権も守ること、大して難しいことでなければ、積極的にそれをしていくことが、さっきご答弁いただいたように、市から国を動かすということに必ずつながると思いますので、どうぞ積極的に調査をしていただいて、いろいろな道でこれができるのじゃないか、あれができるのじゃないかと前向きに調査をしていただいて、できることからどんどんスタートをしてもらいたいと思います。

 国会議員への陳情の様子を伺っていますと、国会の方たちも、自民党の中でも、それは大変な問題だということで、研究部会をつくろうという動きにもなっているそうなので、国自体の動きも、もしかしたら夫婦別性問題よりも早くに解決してしまうのかもしれないというふうな印象を持っております。これもどうぞよろしくお願いしますということで、結構です。

(後略)

千葉・市川市


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