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川崎市


updated 2004/06/12


投票用紙引換券 「性別表記」を廃止 横浜市選管 参院選から実施 (産経・神奈川版 2004/06/12)

 横浜市選挙管理委員会は十一日、七月に予定されている参院選から、投票所で交付される投票用紙引換券の性別表記を廃止することを明らかにした。市議会都市経営総務財政委員会で、浅川義治氏(みらい)や加納重雄氏(公明)の質問に、樋口健太郎事務局長が答えた。心と体の性に違いがある「性同一性障害」に悩む市民に配慮した措置で、川崎市など県内自治体に同様の動きが広がっている。

 有権者に発送される投票所入場整理券や、入場整理券と交換で交付される投票用紙引換券の表記は「各市町村選管の判断」(県選管)。逗子市が平成三(1991)年、川崎市が七(1995)年、藤沢、大和、相模原、秦野市が昨(2003)年の衆院選から入場整理券の性別表記を廃止している。

 一方、公職選挙法に関する規則では、各選管が作成する投票録に男女別の投票者数を記載する必要がある。

 横浜市では有権者に郵送する「案内はがき」には当初から性別記載はなく、投票用紙引換券に二センチ大の文字で男女を表記していた。昨年の衆院選から三ミリ大の文字に縮小。引換券を数えて男女別の集計をしていたが、今回は「受け取った引換券を男女別に仕分けて集計する」(市選管事務局選挙課)。男・うぐいす色、女・薄茶色だった券の色も白に統一する。

 一方、川崎市も男・ブルー、女・ピンクから若竹色に統一。小さな切り込みで区別する。市選管の担当者は「性別を表記することで嫌悪感を感じる人がいる。気持ちよく投票してもらうために性別表記を入れないことにした」と話している。

 県内では横須賀、海老名市などで同様の動きがあるという。

性別表記を廃止 (神奈川新聞 2004/06/12)

 心と体の性に違いがある性同一性障害に悩む人に配慮しようと、横浜、川崎の両市選挙管理委員会は今夏の参議院選挙で、投票用紙引換券の男女の表記を削除する。また男女別の用紙の色分けも廃止する。

 横浜市選管によると、引換券はこれまで、男女の表記が一文字あたり約二・五センチ四方と大きかった。このため、性同一性障害に配慮し、昨年十一月の衆議院選挙では文字の大きさを約四ミリ四方に縮小。引換券も白色に統一する。

 川崎市は参院選から濃いグリーンに統一する。同時に男女の表記もやめるが、「集計の必要から」(市選管)女性の券は右下すみを小さく切り取った券にする。

 性同一性障害をめぐっては、各自治体で公文書の性別記載欄を可能な限り廃止するなどの動きが広まってきている。藤沢市でも昨年の衆院選で投票所の入場整理券の男女の区別をなくしている。

「性別欄削除」を可決 印鑑登録申請政令市で初 (読売・神奈川版 2004/03/19)

川崎市、6月から施行

 川崎市が性同一性障害の市民らに配慮して三月市議会に提案した、印鑑登録申請書から性別欄を削除するための条例改正案が、議会最終日の十八日、本会議で可決された。性別欄がもともとなかった名古屋市を除き印鑑登録から性別欄を削除したのは政令市で初めて。六月一日から施行する。

 県内では、大和や藤沢など五市が来月から印鑑登録の性別欄をなくす。

 条例改正のきっかけは、性同一性障害の市民から「申請書に記載した性別と外見が異なるため、『本人でない』との誤解を受ける」との声が寄せられたこと。川崎市はすでに、条例改正の必要がない図書館の貸し出し申込書などから性別欄を削除している。

 このほか、市のまとめによると、性別欄のある各種申請書三百九十六種類のうち、百四種類については条例改正をしなくても削除が可能という。このため、市人権・男女共同参画室は「新年度に順次、性別の記載をなくしていく」と話している。また、この日の本会議では、新年度一般会計予算案や、高齢者がバスに無料で乗れる「敬老パス」の費用を一部有料化するための条例案など計六十一議案が可決された。

自治体発行の証明書などで、広がる「性別欄」記載廃止 (毎日 2003/12/09)

性別欄が黒塗りで消された藤沢市の書類
性別欄が黒塗りで消された藤沢市の書類


 ◇性同一性障害者に朗報も

 ◇いまだ消えぬ「差別」と「偏見」

 ◇治療できる医療機関少ない/社会保険適用は場合による/戸籍変更には必要条件多く

 自治体で、発行する証明書などから「性別欄」の記載をなくす動きが広がっている。心と体の性の不一致に苦しむ性同一性障害者にとっては性別を記すことさえつらい行為であり、自治体のこうした動きを歓迎する。だが、職場などでの差別がなくなったわけでなく、治療を受けることができる医療機関も、まだまだ少ないのが現状だ。今年7月には「性同一性障害者の性別取り扱い特例法」も成立したとはいえ、性別欄の廃止は「偏見のない社会となるための第一歩」に過ぎない。

 ◇一部、医療サービスや介護は無理な場合も

 自治体が性別記載をなくすことが出来るのは、条例、規則などで定められている申請や証明の書類の一部や選挙の入場券など。すでに東京都小金井市、千葉県市川市、埼玉県草加市、神奈川県藤沢市
など数十の自治体が、性別欄をなくしたり、性別を番号化することを実施したり、検討したりしている。

 具体的には印鑑証明を登録する際の申請書類や発行される証明書から性別欄をなくす自治体が多い。だが、統計業務や入院、入浴などを伴う介護や医療サービスなどでは、サービスに支障が出る場合、性別欄をなくすことは困難だという。また、「住民票」など法律に定められている書類も無理だ。

 川崎市の場合は、95年から選挙の入場券で、性別欄を削除。さらに、今年11月の衆院選では、「言葉で表さないと、職員たちの意識は変わらない」(同市選挙管理委員会)として、投票所で選挙に携わる職員や市民に対し、性同一性障害などの悩みを抱えている市民がいることを伝え、人権に十分配慮することを明記した手引きも配った。

(後略)

【衆院選】投票所入場整理券 性別欄撤廃 広がる (読売・神奈川版 2003/11/05)

性同一性障害の人に配慮

 今回の衆院選で県内四市の選管が、有権者に発送した「投票所入場整理券」から性別欄がなくなった。性同一性障害を持つ人が戸籍上の性別を変更できるようにする特例法が七月に成立したこともあり、当事者の悩みに配慮した動きが広がっている。

 今総選挙から性別の記載をやめたのは、相模原
、大和、藤沢、秦野の四市。逗子市はすでに市個人情報保護条例を制定した一九九二年から入場整理券の性別記載を廃止。川崎市も九五年の統一地方選から「投票所での事務作業上、必要ない」として性別欄をなくしている。

 公職選挙法は、選挙人名簿に氏名、住所、生年月日と、性別を記載するよう定めているが、入場整理券の様式には規定がなく、市町村選管の判断で変更できる。

 今回、四市が性別記載を撤廃したのは、一月に発足した全国組織「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」が今春以降、市長や市議会に出した、文書類の性別記入欄撤廃などを求める要請書や陳情がきっかけ。同会代表代行で私大非常勤講師の松村比奈子さん(大和市在住)は「声を上げれば社会が動くということが分かった。今後も働きかけを続けたい」と話す。

 同会メンバーで性同一性障害と診断されている藤沢市
の会社員平辻みき(幹)さん(39)も「選挙のたびに送られて来る入場整理券に『男』と表記されているのが苦痛だった」と言い、「これで安心して投票に行ける。本当にうれしい」と喜ぶ。

 ただ、投票所での本人確認や、投票者数の男女別集計は必要なため、投票所での性別確認は何らかの形で残りそう。

 横浜市の場合、一九八〇年から有権者に郵送している「案内はがき」に性別記載はないが、投票所で有権者に渡す「投票用紙引換券」には、縦二・三センチ×横二センチ大の文字で「男」「女」と記載していた。今選挙から文字の大きさを縦・横三ミリに縮小したが、「男女別の中間統計を出す際、引換券を数える方法が最適だ」として性別記載撤廃には至らなかった。

 これに対し、相模原市は、投票所の担当者の手元にあるコンピューターの画面上のデータで性別を確認し、男女別の集計もコンピューターで処理する。大和市は投票用紙交付機で投票用紙を入場者に手渡す際、担当者が性別のボタンを押し、集計を出すという。県選管は先月、性同一性障害も含め、投票所では人権に配慮して対応するよう各市町村選管に指示した。今後、当事者の苦痛を伴わない本人確認の方法が検討課題となりそうだ。

投票の本人確認、性別尋ねぬ方針 川崎市選管、総選挙から/神奈川 (朝日・神奈川版 2003/10/25)

 川崎市選管は11月9日投開票予定の総選挙から、有権者の本人確認手段として男女の性別を尋ねない方針を決めた。性同一性障害の人に配慮した措置。「人権に十分配慮した対応に心がけてください」という文言を新たに入れた手引書を投票事務に従事する市職員に配布する。

 市選管は95年の統一選から「事務処理上、不必要」として、投票所入場券の性別欄を削除した。だが、投票所案内はがき(入場券)を持参しなかった場合、本人確認手段として、住所、氏名、生年月日のほか、性別を確認するケースもあったという。

 不在者投票の請求書や封筒の性別記載欄は今回も残るが、来年の参院選までに削除する方針。総選挙では、印をつけない場合でも問い合わせなしで投票を受け付ける。

 手引書のほか、人権配慮を強調する文言を新たに入れた「名簿対照係のしおり」を 投票所の受け付け事務を依頼する自治会関係者らに配る。

 市選管は「気持ち良く投票してもらうため、性別を尋ねない方針を決めた」と話し ている。

             市長の動向のページは阿部市長の主な活動報告です。

                                                              (更新日 平成15(2003)年9月4日)

8月 22日(金)
・公明党市議団・平子龍夫団長ほか、松村比奈子代表から「性同一性障害を抱える人々が、普通に暮らせる社会を実現する事を求める要望」を受ける

不要な性別欄廃止へ/性同一性障害 支援者ら市長に要望/川崎市 (公明新聞 2003/09/06)

 神奈川県在住で、性同一性障害者を支援する松村比奈子拓殖大学講師と同障害の当事者である黒岩龍太郎さんらは8月22日、阿部孝夫川崎市長に対し、同障害に負担のかかる社会環境の改善を求める要望書と署名簿を手渡した。これには公明党川崎市議団(平子瀧夫団長)が同行した。

 席上、松村さんは同障害者が公共施設のスポーツクラブで施設の利用を認められなかったという事例を紹介。黒岩さんからも、選挙の投票時に地域の人の前で本人であるか疑われ、嫌な思いをした経験などが語られた。

 要望では「公的書類の不必要な性別欄の廃止」を早急に対処すべき重点項目としたほか、市職員や医療、学校関係者への理解促進などを挙げ、市の対応を求めた。

 阿部市長は「今までの事例を参考にして適切に対応していきたい」と答えた。

申請書の性別記載廃止へ ◆川崎市が市民の要望受け (神奈川新聞 2003/08/23)

 川崎市は二十二日、住民票や印鑑登録証明書などの申請書にある性別欄を廃止する方向で見直し作業に着手する考えを明らかにした。性同一性障害を抱える三人が同日、同様の障害がある十三人の署名を添え、市の公文書から性別を記載した欄をなくしてほしいなどと阿部孝夫市長に要望した席で、市側が述べた。

 阿部市長は、要望書を持参した「性同一性障害をかかえる人々が、普通に暮らせる社会をめざす会」代表代行の松村比奈子さんらに、「人権問題の観点から(要望の実現に向けて)努力したい」と改善を約束。

 市民局人権・男女共同参画室の担当者は「申請書類からまず、見直しに入りたい。条例や規則で表記が義務付けられている書類に対しては、根拠を確かめる。第二段階として、市が発行する証明書類の見直しも行いたい」などと述べた。

 松村さんは、横浜、大和両市内に住む性同一性障害の三人とともに、川崎市内居住者を含む同様の障害を抱える十三人の署名簿を持参。阿部市長に、【1】証明書や申請書などからの不必要な性別欄の再考と可能な限りの廃止【2】性別によらない選挙時の本人確認方式の再考と構築【3】公務員や教育、医療従事者らへの理解促進【4】学校教育の場での取り上げを要望した。

 松村さんらは、官公庁での書類申請や選挙、通院、就職時などでの困難を挙げ、「不必要にチェックされる機会をなくしてもらいたい」などと話していた。

 県内では藤沢市が六月に、市が所管する公的な申請書や証明書の性別記載欄を可能な限り削除する方針を明らかにしている。また小金井市(東京)や新座市(埼玉)などで一部の申請書などで廃止している。

公文書の性別欄削除を川崎市長に要望 性同一性障害の3人/神奈川 (朝日・神奈川版 2003/08/23)

 性同一性障害を抱える横浜市や大和市の3人が22日、川崎市の阿部孝夫市長と面会し、公文書の性別欄削除を求める要望書を手渡した。大和市にも同様の文書を出し ており、ほかの自治体にも要望していくという。

 阿部市長は「人権問題として検討しているところ」と答えた。

 同市によると、市への申請書や市発行の文書で性別欄の有無を調査し、法律や条例 に根拠のない文書から撤廃する方針という。

      川崎市男女平等推進審議会第2回起草部会(起草委員会)(2003/05/26)

日 時 平成15(2003)年5月26日(月)14:00〜21:00

場 所 男女共同参画センター会議室
出席者
   《委 員》井上委員、国広委員、佐久間委員、竹ノ下委員、中村委員(5名)
  《事務局》人権・男女共同参画室小宮山室長、武田主幹、増田副主幹、杉原専門調査員
  *欠席 川田委員                         合計9名 

  傍聴者 なし

内容(摘 録)
 1 開 会
   
・事務局から答申の案を修正した資料の説明を行った。・事務局の案に沿って、項目ごとの協議を行った。

 2 協議内容

「答申における行動計画の考え方」
* 今度の行動計画は、市、市民、事業者の連携促進と、行政における評価体制の充実が特徴となることだと思うので、その部分を強調する。

「女性への人権尊重への取組み」
* 人権オンブズパーソンがここに入るので、女性の人権尊重ではなく、男性も含む形にしたほうが良い。
* 女性差別撤廃条約に端を発するこの問題は、日本は国として議定書を批准していないが,川崎市は人権オンブズパーソ ン制度を発足させることにより、国に先駆けたということがある。 女性の人権問題の中、人権オンブズパーソン制度を積極的に活用していくことが川崎らしさであると同時に、国への議定書の採択を働きかけることを位置づけることも可能になる。したがって、この部分は、川崎の特徴として女性の人権尊重の中で、人権オンブズパーソン制度を積極的に活用していくとするほうが良い* 男性もジェンダーの縛りの中で対象とすべきであるということは、全体の部分ではいうべきことである。ただこの部分は、男性を入れて、一般化してしまうと、今最も大きな問題の1つである暴力等の被害を受けている、女性の人権が見えなくなるので、女性に限定する。
* 性的マイノリティに関しては、もう1つ別の問題がある。したがって何らかのかたちでどこかに入れることが必要である。
* 性同一性障害について
・「市の申請書類等の書式を不要な性別表記を見直し、できる限りなくすことを検討する」ということを行政の推進体制に中に入れることと、人権オンブズパーソンの相談体制の充実の部分を「性に基づく差別をなくし・・・」、という表現にする。さらに、性別表記に関する行政と審議会の対話の場を設けるようにして欲しい。
・そのような、行政と審議会との対話の機会は今後必要である。【審議会の進行管理の一環として要求できるし、可能である。(事務局)】
* 女性への相談体制だけでなく、思春期の子ども、特に男の子も含んだ表現で相談体制の充実とする。また、推進体制の部分にも、そのようなことを想定し、「インターネットをも含んだ情報の多様な提供の充実」を入れる。
* 項目の順番を1番目に人権オンブズパーソンを4番目に相談体制にする。

男女平等推進のための意識啓発
「推進体制の充実」 (略)

・第3回の部会を6月9日(月)、14:00〜 男女共同参画センター研修室で開催することを確認した。・全体会は、下旬に開催にする。
  
― 終 了 ―   

川崎市男女平等推進審議会意識部会第7回会議 (2003/05/15)

日 時 平成15(2003)年5月15日(木)18:30〜21:00
場 所 男女共同参画センター会議室
出席者 《委 員》植田委員、斉藤(陽)委員、佐藤(佐久間)委員、竹ノ下委員、渡辺委員(5名)
      《事務局》人権・男女共同参画室:武田主幹、増田副主幹
      *欠席者 井上委員                 合計7名
傍聴者 なし
協議事項 ・つどいにおける市民意見について・答申内容に係る部会意見について

会議内容(摘 録)
 1 開 会
*事務局から資料の説明及び全体会において今後の課題として出された意見について説明を行った。
 <今後の課題> ・市の施策が具体的に見えるようにする必要があること。
             ・主体を明確にすること。(市民が主体となってやるべきことを市民にどう理解してもらうか)
             ・ネットワークの機能について明確、具体的にすること。
             ・性同一性障害に関して盛り込むか否か。(盛り込むとすると、どこにどう入れ込むか)
             ・事業者への取組みをどこにどう入れ込むか。
             ・「仕事とくらしの両立の実現」という柱の表現で、「仕事」と「くらし」は対語として適切ではない              ので、「くらし」に替わる適切なことばはないか。


 2 意見交換

(委 員) つどいに参加された方に、感想を伺いたい。
(委 員) 集まりが良くなかった点で、広報の方法に問題があったという意見もあった。主体がはっきりしなかったということから、市は何をしてくれるのかというような意見がほとんどであった。
(委 員) 地域に根ざした意識啓発というところで、感じたことであるが、今は昔と違い、本当に困った人が声を出せない状況がある。そのあたりの人への支援が何かできないかと感じた。具体的な策があるわけではないのだが、感想としてはある。
(委 員) 町内会の問題というのが、市民からもかなり出ていた。活動は活発だが、高齢化、硬直化しているので、問題は多い。解決策というと、とても難しい。
(委 員) 問題はあるが、そこが変われば意識啓発にかなり有効であると思う。
(事務局) 意識部会として起草部会に伝えたいこと、サポート部会の修正案や全体会で出た課題についてご意見があればお願いしたい。
(委 員) 性同一性障害をどこに入れるかということに関して、意識部会として考える必要があるかと思う
(委 員) 
男女平等という視点から考えて入れるとすると混乱する気がするが。
(委 員)
 市における申請書類等において、不必要な性別記載を求めないという点からすると、5の市のすべきことに入るであろうし、2、4に入れるとすると問題が多様化することにより趣旨がぼやけるように思う。もう少し、ポイントを絞らないと入れることが難しい気がする。
(委 員) 性同一性障害の問題提起をする人たちと、他の性的マイノリティの人の問題をいっしょに考えるのは難しい。結局、差別するのは止めましょうということではあるが、それを単に言うだけではどうか、ということがある。
(委 員 啓発が必要であるという程度の問題にはなるということか。     
(委 員) 男女の条例についても、ポスターを配るだけでは、啓発につながらない。もう1歩踏み込んで何かやらないと無理である。
(委 員) 意識を意識として代えることと、制度を変えること、例えば、男女混合名簿を取り入れることで意識の変革につながるということもある。性同一性障害に関しては、不必要な性別記載をしないということを、意識部会としては提案していくことかと思う。
(委 員) 市民意見の、不必要な性別記載をしないですむということと、市職員の性同一性障害に関する研修の2点は、取組みとして可能だと思う。性的マイノリティに関しては、どうか。
(委 員) 性的マイノリティに関する差別をしないことの研修の実施ぐらいか。
(委 員) 今まで、この部会では、意識に関する方法論を議論してきた。性的マイノリティに関することを市民の意見を含めた一般的なことばで述べることが必要である。そして、方法論の中でそのことも扱うということかと思う。
(委 員) 地域に対する働きかけに、学校を通じた働きかけ、町内会を通じた働きかけを部会としては挙げた。これらの具体的な方法を出す必要があるのではないかと思う。1つは、男女平等に関するさまざまなイベントに関する広報を町内会を通じて行う、ということはどうか。
(事務局) ルートとしてはできている。町内会への配布物があまりにも多いので、自粛せよと言われるほどである。
(委 員) 町内会を通じての回覧、配布は、ほとんどされていないのが実情だと思う。大量すぎるのと、回覧すると行方不明になることがあるからだが、掲示がせいぜいである。
(委 員) 確かに実情はそうであるが、回覧することによって、目に触れる機会があるということでは、必要なことである。市政だよりの中に、男女平等に関する記事を定期的に必ず掲載することも効果的であると思う。
(委 員) 地域へ出かけていく出前講座も効果的ではないかと思うのだが。
(委 員) 誰が主体になって実施するかが問題であるかもしれない。
(委 員) 最もお金がかからずに、効果があるのは市政だよりということになるようだが。
(委 員) 町内会への働きかけが具体的に出ていない。難しいがやるべきことである。
(委 員) 回覧版にシールにした標語のようなものを貼るという程度のことが最も可能性があり、やれそうなことのように思う。
(委 員) メディアに関して何かもう少し、ないか。
(委 員) メディアチェックはまずいということで、審議会の委員にメディア関係者に入ってもらうことが最も良いのではないかという結論になった。審議会のメンバーについては行動計画に入れられないので、メディア関係はリテラシー程度にとどまった経過がある。
(委 員) 今、新聞業界でNIE(newspaper in education)というのが盛んである。記者を招いて学校やPTAでメディアに関する話をしてもらう。教育の場だけでなく、もっと対象を広げたかたちで、一般市民を対象に、メディアの発信者を講師にして男女平等のテーマを入れて話し合いの場を設ける方法はある。
(委 員) 新聞記事を題材にしてジェンダーを語る、ということになれば、メディア側も勉強せざるを得ないし、それほど問題にはならないと思う。
(委 員) ネットワークに関してであるが、元気に活動しているグループだけでなく、草の根的な状況の人たちをも置き去りにしないような仕組みを考えないと意味がないと思う。
(事務局) 行政が例えば、民生委員の配置の仕方とかパイプづくりをしないと、実効性は得られないと思う。
(委 員) 民生委員の役割というのは重要である。民生委員への研修も含めた働きかけは、入れるべきである。
(事務局) 他の部会で挙がっていたと思う。
(委 員) 先日、男女共同参画社会推進のための講演などの講師を養成する講座の募集があった。このような講座は興味を持てる。そこで育った人材が、男女平等推進のためにいろいろな視点で取り組みを広げていくことも期待できる。そういう取組みも有効ではないかと思う。
(委 員) 「仕事とくらし」のネーミングについては何か意見があるか伺いたい。
(委 員) この柱の中味は、子育てや家庭との両立になっているので、家庭でも良いのではないかと思う。市民は、「仕事と家庭の両立」としたほうがわかり易い。
(委 員) 意識部会の意見としては、家庭でよいのではないかと思う。
(事務局) 意識部会としては、5つの柱と13の項目に関しては、これでよいということでよろしいか。
(委 員) 大枠は問題ないと思う。具体的な項目では、性同一性障害をどこに入れるかということぐらいかと思う。あとは、起草部会に委ねることにしたい。
(委 員) サポート部会の提案についてはどうか。
*サポート部会から提案された,答申の修正案に関して事務局から説明を行った。                       ・5の項目は、評価以外、行政の推進体制全てを1の市、市民、事業者の連携促進に入れる。
 ・1にもう1つ「女性の政策決定過程への参画促進」という項目を加えるとともに、数値目標を設定する。
 ・5の評価は、定期的に見直すことを目的とした「自主的な監査と見直しを重視する評価システムの充実」とする。
 ・オンブズパーソン制度の相談救済体制は4に連携強化は1に入る。
 ・「仕事とくらしの両立の実現」という表現は、「くらし」を「地域生活」とする。
 ・民間シェルターへの支援と相談体制の充実は4番目の大きな柱として欲しい。

(委 員) 1番目が重くなるのはどうか。
(委 員) 5には、市の責務的なことをまとめてある。そのほうがわかり易いと思う。 
(事務局) 今回の各部会の意見は、起草部会で案の中に取り込んだかたちで、事務局から案の提案をする予定である。

・次回の全体会の日程調整について説明した。

(議 長) では、会議を終了いたします。本日はどうもありがとうございました。

― 終 了 ―   


川崎市男女平等推進審議会サポート部会第6回会議 (2003/05/12)

日 時 平成15(2003)年5月12日(月)18:30〜20:30
場 所 市役所第3庁舎15階第5会議室
出席者 《委 員》小木委員,小谷委員,斉藤委員,高野委員 (4名)
      《事務局》人権・男女共同参画室 武田主幹,増田副主幹    *欠席者 大西委員,国広委員
     合計6名                   
傍聴者 なし
協議事項 ・つどいにおける市民意見について・答申内容に係る部会意見について

会議内容(摘 録)
1 開 会
  *事務局から資料の説明及び全体会において今後の課題として出された意見について説明を行った。 <今後の課題> ・市の施策が具体的に見えるようにする必要があること。 ・主体を明確にすること。(市民が主体となってやるべきことを市民にどう理解してもらうか) ・ネットワークの機能について明確、具体的にすること。 ・性同一性障害に関して盛り込むか否か。(盛り込むとすると、どこにどう入れ込むか) ・事業者への取組みをどこにどう入れ込むか。  ・「仕事とくらしの両立の実現」という柱の表現で、「仕事」と「くらし」は対語として適切ではないので、「くらし」に替わる適切なことばはないか。

2 意見交換
  
(委 員) 今日は何を審議するのか。
(事務局) 中間報告に部会の意見が十分反映されたかどうか、不十分であれば何かということ。さらに全体会で課題として出された意見に対して部会として意見があれば出していただきたいこと。起草に関して部会としての要望や意見があれば、出していただきたいことなどである。
(委 員) 性同一性障害は人権尊重という大きな枠の中には入る、男女平等推進もその大きな枠をになうことの1つである。人権全体の中で議論することだと思う。男女平等推進の視点からいくと性別をはずした統計は支障があるわけで、男女平等を推進することが人権全体の差別や人権侵害をなくすことになるというような意味合いで表現するしかないように思う。
(委 員) 仕事とくらしのくらしということばについてはどうか。
(委 員) 
「くらし」に変わることばとして「地域生活」が良いのではないかと思う。「仕事と地域生活の両立」はどうか。
(委 員)
サポート部会の意見が答申の中間報告にきちんと反映されているか,あるいは、今後の答申の起草に関して意見があればどうぞ。
(委 員) 全体についての意見であるが、5つの柱と13の項目については、うまく全体をカバーしたかたちに表現できているが、まだ混在していてわかりにくい部分があると思う。例えば、1の連携促進と5の推進体制の充実の区別がよくわからない。さらに、5は行政における推進が強く出ているが、評価は別として1の連携とどう違うのか、わかりにくい。また、「女性の政策決定過程への参画促進」ということは、非常に重要であると思うのだが抜けている。数値目標を設定するということとともに、1にぜひいれて欲しい。1は、市、市民、事業者の連携促進であるが、その中に行政の推進体制も入るべきだと思う。つまり、5の項目は、評価以外全て1に入れ、1にもう1つ「女性の政策決定過程への参画促進」という項目を加える。5の評価は、定期的に見直すことを目的とした「自主的な監査と見直しを重視する評価システムの充実」とする。自主的に実施することで効果が出ると思う。市民向けのネットワークと行政内部のネットワークを分ける必要はないので1で対応できる。市職員の男女平等の推進もネットワークに入れることができる。オンブズパーソン制度も相談救済体制は4に連携強化は1に入れられる。そうすると全体として1に1項目増えて、5が3項目減るので12項目ぐらいにできる。
(委 員) 5は市がすべきことという観点でまとめられているようだが。
(委 員) 全体が市、市民、事業者が連携して取り組むという観点でまとめられているのに、5だけ市のみでまとめたというのはおかしいと思う。
(委 員) 確かに、起草準備会でも1に入れたり、5に入れたり何度も考え直している。市民にわかりにくいということであれば、考え直す必要があるということだと思う。
(事務局) 「女性の政策決定過程への参画促進」に関して議論がなかったわけではない。ただし、市民にとってこれがどう男女平等に寄与するかわからないだろうということで表にでなかったいう経過がある。
(委 員) 市民の意見が反映されるのは、審議会委員への参加である。その観点からいくと女性の参画を促進するために審議会委員比率は重要な意味を持つ。また、女性議員比率や町内会会長の女性比率も指標として重要である。積極的に出すべきである。
(委 員) 計画の最終年度に達成すべきことが記述されることになり、そのために行動計画が策定されるわけだから、そのためには数値目標は重要であると思う。数値目標以外でも、具体的なインジケーター(指標、尺度)は必要である。例えば、民間シェルターへの補助金がいくら増加したとか、民間シェルターを運営するNPOが倍増したとかそのようなインジケーターがはっきりするような観点から起草部会で議論をして欲しいと思う。ただし、インジケーターを掲げられることは、そんなに多くはないので、計画に盛り込む項目は、絞るということになる。また、サポート部会として提案した、3にある「事業所の表彰や紹介」は、非常に重要なので連携強化という観点から、むしろ1に入れて、目玉にすべきである。しかも、単に推進しているというようなあいまいな観点からの表彰ではなく、自主的な取組みが確立されていて、確実に実施している例えば男女平等推進のための行動計画を策定していて実施している事業者やNPO、NGOを表彰したり、インターネット上で紹介していくという仕組みがあるということが連携強化になり、効果的であると思う。
(委 員) サポートの部分で議論になったことがあったが、各項目にサポートの視点を入れ込むということと、計画自体を推進するときのサポートということが必要で、そのことから主体を明確にすることが必要だという議論になった。「誰を」というとこと、「どのようにするのか」ということを明らかにすることを考えた経過がある。今の意見を伺っていると、主体の問題よりどのようにという観点から、どのように男女平等を推進するか、つまり、表彰・評価する仕組みをつくり、主体をサポートする姿勢を明らかにするという方が良いように思う。
(委 員) 企業の優遇に関しても、単に男女平等を推進している企業を表彰しますという、あいまいな表現ではなく、実際に男女平等推進のために計画を策定し、実施し、監査している、つまり実施計画が確立している企業を表彰しますという表現が必要だということである。
(委 員) 確かに連携の促進といってもあまりイメージが浮かんでこないが、今委員が言われたようなことを具体的に積み上げていくことによって連携が確立されるというのはよく理解できる。そのことがサポート部会の意見となると思う。
(委 員) 賛成である。民間シェルターへの支援と相談体制の充実は、支援の中で非常に重要な部分である。したがって、4番目の柱の中の大きな項目の1つにして欲しい。
(委 員) 先日のヒアリングの出席者の発言で印象に残っているのだが、DV被害者への経済的支援も含めることが必要かと思う。
(委 員) もう一つは、子育てに関する支援がある。病後児保育に関しても全区に数ヶ所は必要なことなのでこれも盛り込むべきである。市民の感性に訴えられるような表現をぜひ考えてもらいたい。
(委 員) 起草委員に今日のサポート部会としての考え方は伝えていくことにします。


― 終 了 ―   

川崎市男女平等推進審議会第9回 (2003/04/28)

日 時 平成15(2003)年4月28日(月)18:30〜21:00

場 所 市役所第3庁舎15階第1会議室

出席者 《委 員》
伊東委員,井上委員,植田委員,国広委員,小木委員,小谷委員,斉藤(佳)委員,佐藤(佐久間)委員,杉原委員,竹井委員,竹ノ下委員,中村委員,渡辺委員                  (13名)                          
     《事務局》
人権・男女共同参画室 小宮山室長、武田主幹,増田副主幹,松元主査                 合計17名
 *欠席者 大西委員,小田橋委員,川田委員 斉藤(陽)委員,高野委員,広岡委員                 

傍聴者 なし
協議事項 ・つどい結果報告・市民意見について・答申までの審議の進め方について・その他

会議内容(摘 録)
1 協議事項
・事務局から資料の説明を行った。・事務局からつどいの結果について報告を行った。


(議 長) つどいに関する感想や意見があればどうぞ。参加者が少なかったけれど、参加者それぞれに意見を書いてもらうという方式をとったことにより、かなり積極的で内容の濃い意見がいただけたと思う。ただ、つどい開催の広報の方法が適当であったかどうか、地域で活動している熱心な市民の方たちに対する働きかけがもっとあったほうが良かったように思う。
(委 員) 参加者は少なかったが、意見の内容は濃いものであったと思う。イベントと結びつけるというのも今後の1つの方法と思う。そこにさまざまな関心のある人が集まる。そのような機会に意見を聴くというのも良いのではないか。出された意見で感じたことは、今回の中間報告に取り上げた項目で市民の皆さんの意見はカバーできているようだということと、市民の意見は、市としてどのようなことをしてくれるのかという点に集中していたように感じた。審議会では市民を中心に据えて考えたが、市民は、どちらかというと市の具体的な動きが目に見えるようにして欲しいということかもしれないので、今後十分考慮する必要があると思う。
(委 員) 市民の方に、中間報告を示しても、もっと具体的な内容のものが欲しいという反応であった。今回のようなかたちの意見募集は、理解し難かったように思う。また、条例の時に具体的なことも言い尽くしたという感じはあるのかもしれない。
(委 員) 中間報告が意見の出し難いような形式だったということもあるかもしれない。今後もう少し具体的な項目が出されれば、意見が出るのではと思う。また、意見の中で主体がどこになって進めるのか、市民が主体であっても不特定多数ではなく明確にしないと、行動計画としては理解され難いにように感じた。広報の部分で言うと、市民グループなどに個別の働きかけがあっても良かったと思う。今後、そういうグループへのアプローチによる意見の募集も可能ならば実施する必要があると思う。
(委 員) 先ほどから出ている主体の問題であるが、今回のつどいでは、行政にやって欲しいことの意見が多かった。審議会では、それが好ましくないと考えてきたのだがその点をどうしていくかが問題であると思う。
(委 員) 市民にやって欲しいことを誰が言うかである。行政ではなく、審議会あるいはネットワークの中に市民が参加し、市民自らがこうしようと、決定していくような仕組みを考えなければならないと思う。
(委 員) 市民がすべきことを、もっと明確に表現しないと理解され難いと感じた。また、最も意見を聞きたい人たちが参加し難いつどいの設定であったと思うので、こちらから出かけていく意見募集の方法も必要であると感じた。
(委 員) 市民は、すでに活動している。ただし、つどいの設定に問題があって参加し難かったのだと思う。行政と市民の活動がうまくつながっていないのが問題なのだと思う。
(議 長) 今後の市民のつどいは、行政主催で行動計画策定作業が進んできた時点で実施されるのか。
(事務局) そのとおりである。ただし、今後、市民館の主催事業などで意見募集ができるようお願いした。従って、答申まで、あるいは行動計画策定までの間に、こちらから意見をいただく働きかけをするつもりである。 
(議 長) 可能であれば、市民活動グループの中に、審議会のメンバーが出かけることも必要かもしれない。次に議題の2番目にはいります。

・市民意見の内容の取り扱いについて事務局から資料に基づき説明を行った。・資料に記載されている市民意見のうち、今後審議会で検討すべきと思われるものを中心に意見交換を行った。

(議 長) 市、市民とすくらむ21を対等に結ぶネットワークを新たに盛り込むというのは、どういうことか。
(事務局) すくらむ21については、今回の中間報告の中では、市の中に隠れてしまい、明確に表現されていない。その点が市民にとっては、疑問だったのだと思われる。従って、審議会の見解として改めて明確に表現するのかどうかを決める必要があるのではないかと考えた。
(委 員) ネットワークの機能がまだ明確になっていない。市民の意見や企画をどう吸い上げるのかや、審議会との関係がはっきりしていないことなどがあるので、そのような意見が出たと思う。今後考えなければならない点である。
(議 長) 市民がそのようなことを期待しているということかと思う。     
(委 員) 「平等」を実践している模範家庭の紹介であるが、事業者については挙げている。家庭まで紹介するのはどうなのかということはある。
(委 員) 「子育てに関して役割分担を強調して盛り込む」ということについては意見の意図がはっきりしないが、子育てに関して男性の役割を明確にした項目が必要ということか。例えば、育児休業を男性も取得する、保護者参観休暇を男性も取れるような仕組みというような。
(委 員) この意見の表現は、「男性の子育てを具体的に推進できる方策を盛り込む」というようにしないと誤解されるように思う。
(委 員) 賛成である。
(委 員) 「ワークシェアリングの導入」や「短時間労働者に対する社会保険などの均等待遇の保障」、「雇用の不安を払拭するなどの労働行政の実践を川崎市で」、「男性の育児・介護休業取得にクォータ制を導入する」であるが、これらについては、全て国の制度に係ることなどで地方自治体としての川崎市では難しい問題であると思う。
(議 長) 国への働きかけが必要であるということだと思う。次の婦人相談員の各区への配置についてであるが。これはかなり重要であると思う。次に性同一性障害者に関する要望であるが、条例の制定時には性的マイノリティに関する人権の重要性は認識しつつ、男女平等に限定したという経過がある。ただし、条例制定以後社会状況も変わってきているので、検討課題かと思う。後ほどご意見をいただきたい。
(委 員) 数値目標について、投げかけたが、意見があまり出なかった。しかし、数値目標は大切である。中間報告の中での説明不足だったかもしれない。今後、数値目標のあり方について、もう一度審議会の中で検討する必要があると思う。また、ネットワークの設置や庁内の推進体制に関する意見をみると、もう少し具体的に、市民が行うこととしての市民参加について考える必要があると感じた。また、ネットワークの機能には、情報の交換の場とポジティブな活動経験をもとに交流するという2つの機能があるのだが、今までは、市民の個人あるいはグループで実施している男女平等に関するポジティブな活動経験は、なかなか集め難かったので市の施策について議論するような傾向があった。今後は、市民のポジティブな経験を吸い上げられるようなネットワークの機能を考えるべきだと思うし、行動計画にも明記していくことが必要だと思う。
(委 員) 統計や指標の整備に市民参加をという意見に関してであるが、行政として当然整備すべき統計や指標と、市民がとる統計や指標については、仕分けが必要ではないかと思う。
(委 員) 行政が整備する段階に市民として意見を言いたいということかと思う。
(委 員) 参加ということよりも、統計結果が市民に身近なものになるような仕組み、つまりその統計結果を使って学習したり、話し合いをする機会が欲しいという意見のように感じた。そうすることによって、現在の川崎市の男女平等の状況が市民にとってよりわかりやすく、問題点も見えてくるということを期待しているように感じた。
(議 長) 性同一性障害に関する項目について、行動計画に入れるべきかどうかについてであるが、ご意見があればどうぞ。
(委 員) 入れるべきであると思う。ただし、性同一性障害ということばを使うということが適当かどうかは、疑問である。健常と障害というカテゴリーでとらえるのは好ましくないような気がする。書類から性別欄をなくしていく方向性や性別適合手術の保険摘要に関する要望については、項目として挙げてよいように思う。
(委 員) 確かに、性に関する健常者、障害者という表現はちょっと気になる。ただし、性同一性障害という表現によってこの問題が市民権を得るということはあると思う。
(委 員) 性同一性障害が病気であると認知されたから、性別適合手術が可能になったという日本の状況から性同一性障害ということばが出てきたように思う。したがってこのまま入れる必要はないと思う。表現を考えていけばよいのだと思う。

(委 員) 不必要な性別記載に関しては項目として挙げるべきだと思うが、一方で、ジェンダー統計を取りたいときに性別がないと統計として成り立たないということがある。
(事務局) 自治体で誰でも閲覧できる4情報といわれるものには、性別が入っている。つまり、行政の基本データに性別は入っているということである。現在の社会は書類中に性別を記載するのは当然視されている。そのような状況の中で、性別を記載する必要のない事例がどのぐらいあるのか精査する必要はある。必要のない性別記載は、なくすべきであるという視点が入ることで意識が変わる意味はあると思う。議論を深める必要はある。
委 員) この件に関する他の自治体の情報をあつめながら、他都市と意見交換をしながらこの問題は対応していくことになるかと思う。ただし、必要のない性別記載は無くしていく方向については、答申に盛り込めると思う。
(事務局) 自治体としてどこまでできるかは行政の課題になると思う。
(委 員) どこの柱立てにはいるのかを考えておく必要がある。
(委 員) 性的マイノリティに関しては、さまざまな問題があり、統一的には扱い難いと思うので、どこかに限定して、性同一性障害だけを入れるのではなく、必要のない性別記載はしないという視点を全ての柱にいれ込むほうが自然に感じる。
(委 員) ワークシェアリングとか労働の分野に関しては、審議会としてどうするか決めておく必要があると思うが
(委 員)
 国の方向性がいろいろ出ている。審議会の考えをそれとどうリンクさせるかである。(委 員) 今回の行動計画は網羅的にしないという観点からすると、全てを盛り込む必要はな
いと思う。 
(委 員) 網羅的にしないということと、市民の意見の趣旨は生かすということであるが、難しい。前文に盛り込むという方法もある。
(委 員) 国に対する要望というのは、具体的にどういうことをいうのか。
(事務局) 国の会議で意見として出す、政令市の会議での意見として国に要望する、国への予算要求の中で出す、議員が要望書を出す、などがある。
委 員) 市があらゆる機会に意見として出すのは当然なので、5番目の推進体制のところに川崎市は、国への要望など積極的にリーダーシップを発揮していく、というような項目をあげることだと思う。そうでなければ意味がない。
(委 員) 今まで出たいろいろな意見の中で、事業者への働きかけが一番難しい部分なので、庁内の推進体制の中にもきちんと1項目入れておくべきである。そうでないとこの部分が弱くなってしまうと思う。
(委 員) システムでは、神奈川県での事業者の取組みを積極的にバックアップするような取組みをするということになっていた。やはり、明確に表現しておくべきである。
(委 員) 5番目に1項目入れるか前文に書き込むかは議論の余地がある。
(委 員) 3番目の柱の仕事とくらしを対語とした表現が適切かどうかといういうことなのだが、他に適切な表現がないか検討して欲しい。 
(議 長) もう少し検討することにしたい。次に、議題3について、事務局から説明して欲しい。



・今年度のスケジュールについて事務局から資料に基づき説明を行った。スケジュール案に対する委員からの意見及び決定事項@ 答申の時期の7月は厳しいので目標としたいこと。A 今度の行動計画はシンプルにしたいという趣旨で、行動計画の骨子を含んだかたちで答申がなされることから、庁内推進部会の行動計画策定作業は細かく書き込むことを目的としたものにすべきではないこと。庁内調整のためであるならば、そういう表現にしないと誤解が生じること。B 起草部会開催の前に再度、部会へフィードバックすべきであること。C 5月中旬以降に、起草部会を開催し、6月の中旬に起草部会の案をもとに、全体会を開催、6月下旬、7月上旬に起草部会、7月中旬もしくは下旬に全体会を開催すること。D 7月全体会の最終調整の結果で答申の時期が決定すること。・起草委員の構成案について事務局から説明を行った。  起草委員構成に対する意見及び決定事項@ 意見交換の結果、審議会委員3名、臨時委員3名という構成にする。会長が意識部会、副会長がサポート部会の委員でもあるので、システム部会から1名の委員に加わってもらうこととし、臨時委員については、原則として各部会1名を選出することに決定。ただし、起草案の作成に関しては、起草委員以外の委員も依頼を受けた場合は、作業に加わることとする。A 杉原委員は、今年度から事務局の非常勤職員として専門調査員の職務についているので、はずすこととする。B システム部会から中村委員、川田臨時委員、意識部会の竹ノ下臨時委員に決定。C もう1人の臨時委員については、サポート部会から出席可能な人を選出することとし、調整が困難な場合は、部会を超えて臨時委員1名を選出することにした。


 では,会議を終了いたします。本日はどうもありがとうございました。

― 終 了 ―   

川崎市男女平等推進審議会第7回会議 (2002/12/25)



日 時 平成14(2002)年12月25日(水)18:30〜21:00
場 所 高津市民館第4会議室
出席者 《委 員》伊東委員,井上委員,植田委員,大西委員,国広委員,小木委員,
           小谷委員,斉藤(佳)委員,斉藤(陽)委員,佐藤(佐久間)委員,杉原委員,
           高野委員,竹井委員,竹ノ下委員,中村委員,広岡委員,渡辺委員    (13名)
     《事務局》人権・男女共同参画室 武田主幹,増田副主幹,松元主任                                            合計17名 *欠席者 小田橋委員,川田委員
傍聴者 1人
協議事項 ・部会別報告について・行動計画の全体構成について・その他

会議内容(摘 録)
1 協議事項
・事務局から資料の説明を行った。・臨時委員の役割について再度,全体で確認を行った。

・各部会から資料に基づいて,審議された項目についての報告を行った。
意識部会
1 教育・研修活動:学校教育及び社会教育の場,市職員や教職員に対する研修の実施
2 メディアに対する働きかけ:メディア委員会の設置
3 意識啓発活動:男女平等キャンペーン,イベントなどの実施
4 男女平等に関するさまざまな調査事業の実施

(議 長) 質問があればどうぞ。
(委 員) メディア委員会についてであるが,表現の自由の点から難しい気がする。
(委 員) メディアの方々と市民,学識者が意見交換をする仕組みをつくる,ということを考えている。
(委 員) 男女共同参画に関してだけでは難しいのではないか。慎重にすべきである。
(委 員) メディアが有害であるというような誤解を招かないよう慎重にすべきであると思う。
       メディアに関して全体構成の中でどう位置づけるか,という観点で議論をすべきである。
(委 員) メディアを直接批判するより,行政がメディアに関してどういう姿勢で,男女平等施策を展開するか,という観点で考えた方がよいと思う。
(議 長) 市民が監視するような仕組みにするのか,メディアの方々に直接働きかけるような仕組みをつくるか。まだ意識部会内部でも充分議論ができていないので,部会でさらに議論していただきたい。

・サポート部会
1 市・市民・事業者における取り組みの促進:優良企業の表彰など
2 家庭とその他の活動の両立支援:育児,介護,就労などへの支援
3 高齢者等が安心して暮らせる環境の整備:介護を必要としない元気な高齢者への支援など
4 女性に対するあらゆる暴力の根絶:意識啓発,相談システムの確立,民間シェルターへの支援,被害者の子どもへの支援など
5 雇用の分野における取り組みの促進:企業の男女共同参画に関する情報提供など
6 生涯を通じた女性の健康づくりの推進:教職員,保護者への性教育の実施,更年期の女性への支援など 

(議 長) 質問,意見がありましたらどうぞ。 
(委 員) DVに関しては,医療機関との連携が重要であると思うが,医師会や看護協会などとの意見交換や情報交換ができると良いと思う。そのような要望は,聞いてもらえるのか。
(委 員) 医師会としては,充分対応できると思う。
(委 員) 女性への暴力に家庭内における舅から嫁への暴力についての視点も入れて欲しい。また,性同一性障害者に関することと障害児を育てている家族,特に母親への支援についても考えて欲しい。
(議 長) 支援を必要としている人への支援という観点から,今のご意見は,大切だと思うので,部会で議論を深めていただきたい。
 
・システム部会
1 市,市民,事業者との連携,参加促進:(仮称)男女共同参画推進会議の設置,区役所に男女共同参画推進の窓口を設置
2 クオーター制の導入:ポジティブアクションの導入
3 ジェンダー統計の整備とジェンダー指標への展開
4 子育てに関するワークライフバランス支援:男性の育児休業取得,子育て中の女性のエンパワーメント,女性の就労継続及び再就職のための仕組みづくり
5 教育分野との連携:男性教職員の育児休業取得
6 男性の労働の場以外への参加のシステム化:市民活動支援センターの活用
7 ジェンダーフリーに配慮したまちづくりの促進:男性トイレへのベビーキープなどの設置
8 企業,事業者との関わり:契約時の評価の導入,企業の表彰
9 男女共同参画影響度調査の実施
10 行政の男女平等施策の推進:職員採用時の年齢制限の撤廃,ワークシェアリングの実施,男性の育児休業取得の義務化,女性職員のキャリアパスの整備
 
(委 員) ジェンダー指標に関してであるが,指標には,男女平等の推進に伴って変化する指標という意味での総合指標と,行動計画を立てるにあたって目標としたい指標の2種類があると思う。目標となる指標について,具体的に検討されたか。
(委 員) まだである。どの部会でもジェンダー指標については考えているようなので,全体会の場で検討する方がよいと思っている。
(委 員) どこの部会も方針として出たということだと思う。具体的指標については,今後の課題ということであると思う。

・全体構成,及び起草部会について事務局から案の説明を行った。

(議 長) 質問,意見があればどうぞ。
(委 員) 川崎市の特徴は,「市,市民,事業者との連携,参加促進」であると思うので,全体構成の重点項目の中にぜひ,この点を反映できるようにして欲しい。
(議 長) 全体構成の案については,起草部会準備会にお任せして,次回の全体会で議論することにします。起草部会準備会のメンバーについては,事務局の案でよろしいですね。

・次回の全体会について,1月の予定を2月にすることを提案し,了承を得た。

 では,会議を終了いたします。本日はどうもありがとうございました。

― 終 了 ―   

川崎市


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