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毎日新聞・同性婚関連記事アーカイブ
Mainichi Shimbun's Article
Archive on Same-Sex Marriages
uploaded 2002/08/17
未婚証明書:
同性婚の場合、発行しないよう通達 法務省
2002.08.17
海外で日本人が外国人と結婚する際、現地の自治体などに提出する“未婚証明書”について、法務省が「結婚相手が同性の場合、発行しないように」と通達を出していたことが16日わかった。同省によると、一部の国で認められている同性婚目的で取得されていたことが判明したためで、「日本では法的に同性婚は成立しないのに、有効と誤解される恐れがある」とし、相手の性別記入欄も新設した。
「婚姻要件具備証明書」で、法務局や市町村、海外領事館で取得できる。戸籍上、未婚であることなど日本の法律で、結婚に支障がないことを証明するもの。日本人が海外で国際結婚する時などに、提出を求める国がある。申請書には結婚する相手の名前や国籍、生年月日を記入するが、これまでは相手の性別を書く欄はなかった。
法務省によると、相手が同性で証明書を交付したケースが1例把握されたという。これを受け同省は今年5月、関係機関に「証明書に、婚姻の相手である外国人の性別を記載するよう」に通知。さらに「相手が同性である時は証明書を交付するのは相当でない」と指示した。
同性婚は同性愛者の権利を認める観点から、欧州で認める国が相次いでいる。同性婚を認めているオランダでは、外国人の婚姻には同証明書が必要という。法務省は「同性の結婚というケースはこれまで念頭になかった」としているが、今回の措置で海外での同性婚志願者に影響が出るとみられる。 【庭田学】
同性愛者の人権問題を扱っている角田由紀子弁護士の話 同性婚を認めている国で、同性と結婚しようと思う人が結婚できなくなる。国際的に同性婚を認める流れにあるのに、なぜそのような意地悪をするのか。重婚にならないことだけを証明すればいいのであって、相手の名前や性別、国籍を書かせるのはおかしい。
[毎日新聞8月17日] ( 2002-08-17-03:01
)
同性愛カップル:
全米小児医学会が養子認める
2002.02.06
全米小児医学会は5日までに、同性愛カップルの養子問題についての包括的な検討結果をまとめ、「両親」が同性同士でも子供には異性の両親と同様の「愛情があり、安定した心理的にも健全な家庭を与えられる」と発表した。
同学会は会員約5万5000人の有力な専門家団体。
小児の心理や発達などに関する最新の研究結果に基づいて、ゲイやレズビアンの親に育てられた子供と、一般の親に育てられた子供の間には「心理や認識力、社会的・性的機能の側面で違いはない」と結論。子供の発達は「(同性の両親という)特別な家族構造」に左右されるというよりも「家庭内の関係」に影響される面が大きいと指摘している。
その上で、ゲイやレズビアンのカップルの養子に対して法的にも医療的にも異性の夫婦の子供と同じ権利を与えるよう求めた。
フロリダ州では同性愛カップルが養子を取ることを禁止した州法が憲法に違反するかどうかが連邦地裁に持ち込まれ、昨年8月「合憲」との判断が出され、宗教グループなど保守派が勝利している。(ニューヨーク共同)
[毎日新聞2月6日] ( 2002-02-06-19:59 )
同性結婚:
ノルウェーのフォス財務相が男性ディレクターと
2002.01.16
オスロからの報道によると、ノルウェーのフォス財務相(52)がこのほど、同じ男性のメディアグループのディレクターと結婚した。ノルウェーが93年に同性間の結婚を合法化して以来、閣僚による同性結婚は初めて。
フォス財務相は15日付の地元紙に「4日に(結婚の)手続きをした」と語った。法律に基づき、異性間の結婚と同じ権利が与えられる。(ロンドン共同)
[毎日新聞1月16日] ( 2002-01-16-14:46
)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20010624k0000m030069001c.html
ベルギー:
同性愛者結婚合法化法案を閣議了承 来年初にも施行
2001.06.23
【ブリュッセル森忠彦】ベルギー政府は22日、同性愛者の結婚を合法的に認める法案を閣議で了承した。近く議会に提出され、来年初めにも施行される見通し。今春から施行されているオランダに続いて世界で2番目の同性愛者の結婚が可能な国が誕生することになる。
オランダでは今年4月から結婚を異性間に限定せず、ゲイやレズのカップルの結婚が合法的にできるようになった。条件さえ満たせば養子を取ることもできる。ベルギーの今回の法案では養子制度は認めていない。
オランダなどでは同性愛への偏見は性の差別とみなされており、90年代に入って本格化した性差別撤廃運動の末に今回の結婚が施行された。
[毎日新聞6月23日] ( 2001-06-23-22:05 )
http://www.mainichi.co.jp/life/women/cross-talk/15/kiji/01.html
オランダで世界初の同性愛者の結婚制度スタート
【ブリュッセル1日森忠彦】ゲイやレズビアンなどの同性愛者が多いオランダで1日、同性愛者の正式な結婚制度が始まった。同性愛の結婚を普通のカップルとの差別なく認めた国は世界で初めて。早速、4組のカップルが記念の結婚式を挙げた。
欧州は同性愛者が多い地域だが、オランダでは1996年に同性愛への差別が法律で禁止され、98年にはゲイ、レズの人たちにも結婚に準じた「パートナー制度」を開始した。1日に施行された改正法で養子が可能となり、子供への親権なども発生。一般の夫婦と変わらない条件で結婚し、家庭生活が営めるようになった。
1日午前0時にはアムステルダム市役所に関係者が集まり、これまで同せい状態だった男性3組、女性1組の計4カップルが待望の結婚式を挙げた。昨年の国会採決時、司法相だったコーへン・アムステルダム市長が「神父役」を務め、「永遠の愛を誓いますか?」と問いかけた。
アムステルダムは、市民の10%が潜在的な同性愛者と言われる「ゲイの都」。市内にあるゲイバーやカフェも深夜までお祝いムードに包まれた。
[2001年4月2日毎日新聞朝刊]
http://www.mainichi.co.jp/life/women/cross-talk/15/kiji/02.html
パリ市長に選出が確実になった
ベルトラン・ドラノエ氏(50)
市長就任に向けて、「有権者は自らの自由意思でパリの政権交代を選択した」と淡々と語った。
柔らかな物腰の中に、強い信念をのぞかせる。カリスマ性欠如との批判には、「真のカリスマとは政治家と有権者とのつながりの中に見いだされるべきもの」と切り返す。公約の第一は「長期の保守市政で汚職体質のまん延したパリ市政に、透明性と公正さを回復する」。
1950年、チュニス生まれ。トゥールーズ大学で経済学を学び、社会党に入党。77年、パリ市議会議員に初当選し、81〜86年にはパリ18区選出の国民議会(下院)議員も務めた。下院当選と前後して党内ではスポークスマンにも任命された。95年からは上院議員を兼任。それでも、有力政治家のひしめく仏中央政界では影が薄かった。
党内ではジョスパン現首相の側近として知られる。2002年春の大統領選で保守のシラク現大統領を破り当選を狙うジョスパン首相によりパリ市長選の党公認候補としてお墨付きをもらい、一気に仏内政の主役の一人に躍り出た。
98年11月、仏テレビで同性愛者であることを告白した。同性愛者だと明らかにした政治家がフランス政界の主要ポストに就くのもこの人が初めてだ。【パリ・橋本晃】
[2001年3月20日毎日新聞朝刊]
http://www.mainichi.co.jp/life/women/cross-talk/15/kiji/03.html
シドニー同性愛の祭典、市民を味方に熱く
夜の街にサンバが響き、8000人のパレードが始まった。先導するのはレズビアンのオートバイチーム。その後に鳥やチョウをかたどった華やかな山車が続く。たくましい体を原色ドレスに包んだ「ドラッグ・クイーン」(女装の女王)が山車の上から投げキスを送ると、観衆は一斉にホイッスルを吹いて応え、沿道は熱狂状態になった。
ブラジルで「リオのカーニバル」が開幕するころ、同じ南半球にあるシドニーで知る人ぞ知るカーニバルがクライマックスを迎える。同性愛を謳歌(おうか)する人々が集う「マルディ・グラ」は世界最大といわれるゲイの祭典だ。
「各国の移民が作り上げた豪州にはさまざまな文化がある。この祭典は、異なる価値観に寛容な豪州を象徴するイベントです」。主催本部のジュリー・リーガン代表(46)は胸を張った。
マルディ・グラが誕生するきっかけは1978年にシドニーで行われたゲイの集会だった。同性愛者に対する偏見と差別に抗議するデモ行進は警察との衝突に発展し、135人が逮捕された。普通ならこれで運動は下火になるか、過激になる。しかし、参加者たちは知恵を絞り、翌年からは派手な衣装と山車を使ったパレードに仕立て、市民と観光客を味方につけようとした。これが当たった。
見物客は年々増え続け、今年は40万人に達した。1カ月にわたる祭典の経済効果は60億円といわれ、自動車レースのF1豪州シリーズを上回る。「今では多くの政治家や大企業が祝辞を寄せてくれる。警察も会場の安全確保に協力してくれ、ゲイの警察官有志がパレードに参加するまでになった」とリーガン代表は感慨深そうに話す。
今年の祭典のテーマは「家族」。人気投票で1位の山車はピンクのフラミンゴ12羽が赤ちゃんをくわえたデザインになっている。赤ちゃんを運ぶのはコウノトリの役だが、ゲイのためにフラミンゴに代えた。
豪州では同性愛カップルが人工授精などで子供を持つ権利の是非をめぐり論争が続く。山車を制作したキャシー・サントさん(35)は「誰もが家庭を持ち、良き親になれることを政府に伝えたい」と説明した。
最終日の3日夜、パレードは3時間続き、終点のムーアパークは徹夜のパーティーでにぎわっていた。「少数派」の人々が堂々と自己を主張し、表現できる社会。マルディ・グラにはそんな誇りも込められている。【堀内宏明】
[2001年3月5日毎日新聞夕刊]
http://www.mainichi.co.jp/life/women/cross-talk/15/kiji/04.html
同性愛者などの人権擁護へ、都が施策推進の指針
都はこのほど、幅広く人権を守る取り組みをまとめた初の施策推進指針を発表した。児童虐待や児童ポルノ問題をはじめ、女性、障害者、外国人、高齢者、HIV感染者、同性愛者などに対する差別や偏見、さらに犯罪被害者やその家族への侵害など、多角化、複雑化する問題に対応。相談機関や救済・保護機関を結ぶ「東京人権ネットワーク」(仮称)を作り、2001年度中に「人権の駆け込み寺」とも言える総合的な相談窓口を庁内に設置する。
都によると、指針の作成に先立って市民団体などにヒアリングした際、最も要望が強かったのが「どこに相談したらいいのか分からない」との声だった。相談機関の間のたらい回しも防ぐため、窓口を一本化した上で、事情に応じて専門機関を紹介するなど、体制を強化することになった。
[2000年11月23日毎日新聞朝刊]
http://www.mainichi.co.jp/life/women/cross-talk/15/kiji/05.html
同性愛カップルに法的地位 ドイツ連邦議会が可決
【ベルリン10日藤生竹志】ドイツ連邦議会(下院)は10日、同性愛者のカップルに男女の夫婦と同等の法的権利を認める関連法案を連立与党の社会民主党と90年連合・緑の党の賛成多数で可決した。
法案によると、同性愛者のカップルが「夫婦登録」することを認めるほか、配偶者手当や健康保険を受ける権利を男女の夫婦と同様に認める。ドイブラーグメリン法相(社民党)は同日、「ホモセクシュアルへの偏見や差別をなくすことができる」と述べた。これに対して保守系最大野党のキリスト教民主・社会同盟は「同性愛者のカップルに通常の夫婦と同等の権利を認めれば家族の形態の原則が崩れてしまう」と主張している。
[2000年11月11日毎日新聞夕刊]
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