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埼玉県狭山市


updated 2003/12/20


市議会2003年6月定例会会議録 (2003/06/13)

[ 平成15年  6月 定例会(第2回)−06月13日-04号 ]

△一般質問(続き)

○斉藤壮伍 副議長  次に、8番、高橋ブラクソン久美子議員の登壇を願います。

 8番、高橋ブラクソン久美子議員。

         〔8番 高橋ブラクソン久美子議員 登壇〕
◆8番(高橋ブラクソン久美子 議員)  8番、高橋ブラクソン久美子です。議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。

 初めに、性的マイノリティー並びに性同一性障害の人権を擁護するために、幾つか質問をしたいと思います。

 人権教育のための国連10年が1995年から2004年まで制定され、国内においても1997年、国内行動計画が明らかにされました。2000年12月には、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律が制定、施行されました。2001年5月25日、人権擁護推進審議会より「人権救済のあり方について」が答申され、2002年3月15日、「人権教育・啓発に関する基本計画」が閣議決定されました。それらの中で、性的マイノリティーの救済が初めてうたわれました。今は、人権擁護法がさきの国会に提出され、現在参議院法務委員会で審査されております。また、今国会において、議員提出議案として性同一性障害者の救済を目的とする戸籍法の改正がなされると6月10日に報道されております。

 このような人権教育啓発に対する取り組みの高まりの中で、性的マイノリティーも人権の救済の対象として、ようやく取り上げられるに至りました。性的マイノリティーは、法律用語では性的指向等という言葉で取り上げられ、積極的救済がされるべきであるとされております。性指向による差別を受けているとして、同性愛、性同一性障害、インターセックス、すなわち先天的に身体上の性別が不明瞭な者が差別解消を必要な対象とされております。現在では、同性愛、性同一性障害、インターセックスも発生学上の何らかの異常がこのようなことを引き起こしているのではないかと言われています。

 例えば、性同一性障害は、受精してから胚が形成されるまでの早い時期におけるY染色線上のDNAからの指令の何らかのふぐあいや、女性、または男性ホルモンの分泌の異常による性器官の形成と脳の分化の際のずれなどによるものとされています。性に対する自認とみずからの性器官が反対であることが特色です。すなわち、自分は女性だと思っているにもかかわらず身体的には男性である、また逆に自分は男性だと思っているにもかかわらず身体的には女性であるということがあります。

 同性愛者は、性自認と身体的性とは一致していても、性指向は同性に向けられています。これは脳の性分化が進む際、2段階で進み、性自認をつかさどる神経と性指向をつかさどる神経が、例えば男性へと分化するとき、男性ホルモンの感受性に違いがあるのではないかと言われています。すなわち男性ホルモンが性自認を男性化するには十分であっても、性指向が男性化しない量であるときがあると言われています。この場合、この男性は同性愛者になると言われています。インターセックス、すなわち身体上の性別が不明瞭な場合においては、一層発生学的な混乱が明らかだと思います。

 このように、身体的性、性自認、性指向の混乱は、みずからが望んだことでなく起こっているのだということがよくわかります。ですから、同性愛、性同一性障害、インターセックスなどは、ちまたではみだらな思いのように考えられがちですが、そうではなく、そういうふうに生まれてきたのだと最近では考えられているのです。

 私は、性的マイノリティーの問題を、いわゆる障害と同じ次元で考えてもよいことかなとも思っています。ですから、私はこれらの性的マイノリティーに対する偏見や差別をなくしていくことは、憲法で保障している基本的人権を確保し、あらゆる人の人権を尊重する上でも大切なことだと考えています。

 そこで、性的マイノリティーの人権問題、人権侵害をどのように認識しておられるか、狭山市としてのお考えを伺いたいと思います。性的マイノリティーのうち、性同一性障害者に対しての人権の配慮について、特に伺いたいと思います。

 先ほども申し上げたように、性同一性障害を持つ心の性と体の性が一致せず、大変苦しむと言われています。我が国において、1997年に日本精神神経学会でようやくガイドラインが定められ、カウンセリング、ホルモン治療、性別適合手術が合法的になりました。しかし、今でもなお、べっ称で呼んだり、変態扱いすることがあったり、のけものにされたりすることが往々にあります。性別を移行し、望みの性別で生活を送っている人にも、さまざまな差別があります。

 例えば、戸籍謄本や住民票、年金手帳の提出が難しいために正社員として会社に勤めることが困難であること、パートナーがいても婚姻ができないこと、保険証の性別の記載と姿が異なるのでトラブルを生じること、パスポートに記載されている性別と外見が違うので旅券手続などに困難があること、選挙の際、投票所入場整理券上に記載されている性別と外見が異なるためにトラブルを生じることなどなどです。このように、これらの人は望みの性別として扱われることはおろか、社会に加わることすら困難になっています。社会的困難や差別を受けた性同一性障害者の3割は、自殺未遂や自傷行為が見られると言われております。

 私は、これらの方々の人権を保障し、社会生活上の人権侵害を救済するためにも、狭山市において申請書類や証明書類などから、できる限り男女の区別の記載を省略していくべきだと思います。書類上の男女の記載が性同一性障害者の生活上の困難を増しているからです。現在、狭山市では男女を記載している申請書、証明書類など、それの実態はどのようでしょうか、男女の記載を省略できる書類はどのくらいあるのでしょうか。実際、できるものから省略していくべきであると思いますが、いかがでしょうか。

 私は、この証明書類等の男女記載をできる限り省略し始めたという新座市を、先般視察いたしました。新座市においては、収集分、発行分を合わせ 230ほどの男女の記載してある書類があるそうですが、そのうち88件を様式変更可能とし、87件を変更したそうです。印鑑証明に関しては条例で定めてあるので、条例改正まで行ったそうです。これらの書類には、人事課においての採用試験時の履歴書、老人医療費受給証などに加え、選挙時に使う投票所入場券、不在者投票証明書なども含まれています。このような取り組みは、東京都小金井市、埼玉県草加市、鳥取市、倉吉市などでも始まっております。民間でも、福島県のある総合病院では、診察券から男女の記載をなくしたということです。

 選挙は憲法によって保障されている成人の権利であります。この権利を妨げるものがあったときには、それをなくする努力が必要とされると思います。性同一性障害者の方の多くは、選挙に行けないという思いがあるそうです。じろじろ整理券と姿を見比べられるのが嫌だということのようです。今回の統一地方選挙では、性同一性障害を持つ世田谷区の上川あやさんが区議会議員に当選しました。今は、戸籍では男性とされているのですが、女性として立候補し、当選を果たした画期的なことでした。

 このように、性同一性障害者も立候補するということだけでなく、選挙にも行くのが当然の行為であるわけです。ですから、性同一性障害者にも投票しやすい環境をつくり上げるために、狭山市も新座市に倣って、投票所入場整理券における男女の記載をやめるべきだと思いますが、選挙管理委員長のお考えを伺いたいと思います。

 また、性同一性障害者への配慮は、学校の場においてもなされるべきであると思います。なぜならば、思春期の性同一性障害者の自分の思う性で生きられないための不愉快、不快感、違和感でかなりの葛藤があります。制服を拒む者も多く、著しい男女分けにより学校での無為、学業不振、登校拒否、問題行動、自殺なども見られると言われます。特に、性同一性障害の傾向を見せる女子の場合は、男女分けや女子の制服に耐えられず、高校進学を断念する者や中途退学する者など少なくないそうです。このような事実を踏まえ、教育委員会は人権救済の立場から、現在の制服の男女の区別について検討し、男女ともに喜んで着ることができるような制服の選定を指導していくべきだと思いますが、教育長のお考えをお聞きしたいと思います。

 このような性的マイノリティーに対して、私も含め、偏見と差別があったことは否めないと思います。これを正し、この人たちの人権を尊重するためには、一層の教育、研修、啓発が必要だと思います。職員の研修、学校教育、性教育、社会教育、生涯学習などの場面でどのようにされているか、執行部並びに教育委員会から現状を踏まえ、性的マイノリティーの人権に対する研修、教育、啓発について、お考えを伺いたいと思います。

 この性的マイノリティーの人権問題は、戸籍の法律改正も含め、国会から自治体にまで大きな波紋を起こしております。東京都小金井市、新座市、和光市、草加市では、性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書を政府に当てて出しています。鳥取市では請願が採択され、倉吉市でも積極的に改善を図っているそうです。今後、このような動きは全国的に広がっていくことでしょう。きょう、傍聴にもいらっしゃっておりますが、狭山市にも性同一性障害を持つ方がおられ、不自由な思いで生活しています。性同一性障害をみずから社会に明らかにしている、いわゆるカミングアウトした方よりも、したくてもできないで苦しんでいる人が多いのが実情です。狭山市も人権尊重の立場から早急な対処をお願いします。

(中略)

 これで私の1回目の質問を終わります。

○斉藤壮伍 副議長  市長職務代理者。

         〔市長職務代理者北田清助役 登壇〕

◎北田清 市長職務代理者助役  性同一性障害を含む性的マイノリティーに対する人権問題、人権侵害としての認識についてお答えいたします。

 心の性と身体の性が一致しないために、就労面や生活面でさまざまな困難や精神的な負担を受けている性同一性障害者や性的マイノリティーの方が全国的には少なからずおります。また、国では、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律に基づいて、平成14年3月に、人権教育・啓発に関する基本計画を策定いたしました。この中でも、性同一性障害を含む性的指向にかかわる問題を人権問題であると明記しております。性的マイノリティーに対する人権問題や人権侵害が存在することは事実であると認識しております。しかしながら、全国的に見ても、性的マイノリティーについては、他の人権問題に比べて社会的な認知度が低いのも事実であります。

 そこで、市といたしましては、今後職員研修を通じて問題に対する認識を深め、対外的にはホームページ等を活用した啓発活動の中で取り上げ、この問題を十分に念頭に置いた取り組みを進めてまいります。

 以上でございます。

○斉藤壮伍 副議長  総務部長。

         〔古谷富佐男総務部長 登壇〕

◎古谷富佐男 総務部長  性同一性障害者に対する人権の配慮についてお答えいたします。

 初めに、当市における申請書類及び証明書類等に関しての男女の区別の記載の実態についてお答えいたします。

 今後、全庁的な調査が必要となりますが、現時点で把握している主なものにつきまして所属別に申し上げますと、市民課が23、福祉課12、高齢者福祉課11、保険年金課19、介護保険課20、学校教育課2、地域スポーツ施設2、公園管理事務所1、職員課1の9の課等で、合計91の様式等に男女の区別を記載する様式等があります。また、91の様式中、74の様式等につきましては、国の法令、市の条例等により規定されているもの及び国の標準様式等により定められているものであり、残りの17の様式につきましては、法令等の根拠のないものとなっております。

 次に、ご質問の男女の区別を記載する様式等に関しまして、男女の区別の記載をどのくらい省略することが可能なのか、また省略する意思があるのかについてお答えいたします。

 市で定めている様式等につきましては、法律の定めによるもの、国の標準様式例に基づくもの、統計上必要なもの等、さまざまなものがありますので、これらの実態を全庁的に調査を行い、その様式等に性別欄が必要なものなのかの見直しを進めてまいります。

 次に、性的マイノリティーに対する市職員の研修につきましては、既に実施している人権問題の研修の中で取り上げ、その理解を深めてまいりたいと考えております。

 以上であります。

○斉藤壮伍 副議長  教育長。

         〔野村甚三郎教育長 登壇〕

◎野村甚三郎 教育長  制服の男女の区別についてお答えいたします。

 中学校の制服につきましては、各学校が独自に保護者や生徒からの要望を集約した上で決めております。ある女子生徒で、小学校時代にズボンを着用していた習慣から、中学校入学時にスカートをはくことに抵抗があった事例もありました。今後も、制服の選択につきましては、保護者、生徒の意見を尊重してまいります。

 次に、性的マイノリティーについてお答えいたします。

 社会教育においては、県人権教育推進プランや人権教育のための国連10年狭山市実施計画等に基づき、女性、子ども、高齢者、障害者等に関する人権について、人権講演会や人権研修会などを開催し、市民に対する教育・啓発に努めております。今後は、性同一性障害を含む性的マイノリティーについても、社会人権教育の中で教育・啓発に努めてまいりたいと考えております。

 また、学校教育においては、具体的に性的マイノリティーを取り上げての指導はいたしていないのが現状であります。性的マイノリティーにつきましては、障害のある方に対して差別意識をなくすという観点で、人権教育や男女平等教育の立場から進めていかなくてはならないことととらえております。具体的には、中学校の保健学習の時間や、性に関する指導の時間において、実情に合わせて性障害として触れていくよう指導していきたいと考えております。

 以上です。

○斉藤壮伍 副議長  選挙管理委員長。

         〔木村豈雄選挙管理委員長 登壇〕

◎木村豈雄 選挙管理委員長  選挙管理委員会に係ることについてお答えいたします。

 まず、男女別記載の投票所入場整理券についてお答えいたします。

 この入場整理券について、選挙の日時、投票所の案内及び投票所において投票選挙人本人かどうかの確認のための手段の1つとして、男女別の記載をしております。また、男女別の投票状況を把握する事務処理についても、この男女別の記載を利用しているところであります。この記載の省略につきましては、投票所入場整理券に印刷してある選挙人ごとのバーコードをパソコンで読み取り、男女別の投票状況の自動集計や、必要に応じ登録しているデータによる本人確認のための活用等により、記載省略は可能であります。現在、一部の投票所において実施しておりますが、パソコンを順次各投票所において導入することにより、いずれ男女別の記載を省略できるものと考えております。

(中略)

○斉藤壮伍 副議長  8番、高橋ブラクソン久美子議員。

◆8番(高橋ブラクソン久美子 議員)  次に、質問と要望を申し上げます。それから意見も入るかもしれません。

 まず、狭山市は性的マイノリティーの人権問題と人権侵害があるということを認識してくださって、その解決に対して積極的に取り組むという、ほかの施策においても性的マイノリティーにとって、差別を助長しないというか、差別を解消する方向で問題を見ていきたいと答弁されたと思います。それを確認した上でお話ししたいと思います。

 申請書類の男女の記載をできるだけ少なくしよう、そのために見直しをしようというのは、本当に大変進歩だと私は思います。しかし、見直す方に性的マイノリティーに対する人権の配慮という理解とか認識がないときには、なかなか進んでいかないことかなという気がしてなりません。ですから、研修をしていくとおっしゃっていますけれども、なるべく早急にこの障害についての理解を深める手だてをしてほしいと思います。

 そうすれば、新座市の場合は、印鑑証明の話ですけれども、国の様式がありました。しかし、それを様式どおりにやっていたんですけれども、規則に入ってみると、それは努めることということで、様式どおりにやらなくてもいいということがわかって条例を改正したということがあるんです。ですから、性的マイノリティーの方に対する人権を救済していくんだという、その立場でやっていくかどうかでもって、施策とか見直しの進め方が変わってくると思います。

 例えば、この研修をするに当たっても、パンフレットをつくるとか、チラシをつくるとか、そういうことを早目になさってほしいというふうに思いますが、この啓発について、もう一度総務部長にお聞きしたいと思います。

 特に、問題になるのかなというのは、やはり窓口対応というのが難しいかなと思っています。やはり、私自身も差別の気持ちがまだあるし、ちまたの人たちはそういう障害を持つ方に対して、不道徳だとかというふうに感じている人も多いと思うんですね。ですから、そういうところで理解がなかったら、じろじろ見てしまったり、選挙の話もありますけれども、本人確認を、特に男女のところでもって見たりしたりすることもあると思うんですね。運転免許証を見てもらえばわかると思うんですけれども、運転免許証は自分の顔が張ってあるし、住所も書いてありますけれども、男女についての記載がないんです。ですから、本人確認をするに当たっては、おやっと思うことはあるかもしれませんけれども、例えば運転免許証でもってするとか、そういうことが可能ですので、何も男女の記載を必要としない印鑑証明書みたいなものは、条例を改正して直していただいた方がいいのではないかと思っています。すぐにとは言いませんけれども、これは要望しておきます。

 ほかに、教育委員会の答弁についてちょっとお話ししたいんですが、教育委員会の答弁は、私の真意をちょっとわかっていただいていないのかなという感じがするんです。

 制服を区別するかしないかということは、性的マイノリティーの方の差別とか理解とかの結果として出てくるのではないかと思うんですね。私が聞きたいのは、性的マイノリティーの認識があったときに、そういう理解を持ったときに、制服をどういうふうにとらえるかということを聞きたかったんです。要するに、学校における性的マイノリティーに対する認識が深まれば、制服についても違うような対応が考えられると思うんですけれども、その学校における性的マイノリティーについてのお考え、制服も含めてですけれども、人権侵害についてどのようにとらえておられるかということを聞きたいと思うんです。

 それと絡みまして、制服に関してはPTAの希望を聞きながらというふうなお話がありましたけれども、過日田村議員の質問に、学校の校長が学校経営の中で考えるというような答弁もあったと思うんですよ。その場合に、校長先生が性的マイノリティーに対する人権侵害についての理解がないと、学校経営の中でどのように人権侵害をとらえて、制服問題をとらえていくかということが大きく違ってくると思うんです。ですから、やはり校長先生の人権感覚を、特に性的マイノリティーに対する人権感覚の理解を深めるという研修が必要ではないかと思うんですけれども、この点も教育長のご意見をお聞きしたいと思います。

 ズボンをはきたいと言った女生徒がいたという話を聞いて、少し私は胸が痛かったですね。あとのフォローで聞いたところ、元気にしているという話を聞きましたけれども、この子は違うかもしれませんけれども、もしこの子が性同一性障害だと思っている子だとしたら、どんなにかわいそうなことになったかなと思います。いろいろな性同一性障害の人の話を聞いてみても、「中学校の3年間てすごく長いのよね、嫌な格好をして3年間過ごして、ある面ではすごく自分の自我を押しつぶされていくことになった」と。

 先ほども言いましたけれども、不登校の原因になったり、自殺とか自傷行為の原因になるわけですね。ですから、やはり障害という形では、学校では1人の子どもが足が悪くて車いすに乗っていたら、スロープを直しますし、トイレも直すと思うんですよ。ですから、いじめに遭った子に対して、障害を持った子に対してだって、やさしい心遣いするじゃないですか。それと同じようなやさしい心遣いを性的マイノリティーのそういう状況に、フレシキブルに対応してほしいと思うんです。これは要望しておきます。

(中略)

○斉藤壮伍 副議長  総務部長。

◎古谷富佐男 総務部長  再度のご質問にお答えいたします。

 人権に配慮した職員の対応につきましては、当然理解しておりますが、先ほど申し上げました職員の研修に加えまして、当然研修は全員を一遍にはできませんので、パンフレットとかそういうチラシをつくったり、さらには庁内のパソコン等も利用して、職員に啓蒙を図っていきたいというふうに思っております。

○斉藤壮伍 副議長  教育長。

◎野村甚三郎 教育長  制服についてお答えいたします。

 性的マイノリティーを、今の段階ではほとんど想定していないと思うんですよ、制服をつくるときに。そういうことを想定して制服について各校で検討してほしいということを進めていきたいと思います。

 それから、2点目の校長の研修ですけれども、今度の国会でも「性同一性障害者性別特例法案」というのが取り上げられていまして、校長や教員も関心が生まれてきている、そういうことだと思います。ぜひ校長の研修を先にして、校内で研修をしてもらう、そんなふうなことを進めていきたいと思います。

 学校における性的マイノリティーに対する考えですが、学校教育全体の中で性的マイノリティーの可能性があるんだ、そういう認識のもとに人権尊重の教育をより進めていくということが大切であると思っております。

 以上です。

(中略)

○斉藤壮伍 副議長  8番、高橋ブラクソン久美子議員。

◆8番(高橋ブラクソン久美子 議員)  ありがとうございました。

 最後にちょっと一言要望します。

 まず、性的マイノリティー、すなわち同性愛、性同一性障害、インターセックスなどに対する偏見というのは、確かにこの障害に対する無理解ゆえに、まだまだ強いものがあると思っています。このような障害について、不道徳であるかのように言う人も、いまだにいます。この偏見との闘いは、やはり教育の力。教育の力によらなければならないと私は感じています。教育の力を信じています、私は。小さいうちからいろいろな障害を持つ人に触れて、それを受け入れていれば違和感もなくなり、いろいろな差別は徐々に解消していくのではないかと思いますので、教育委員会が社会教育、学校教育を通じて、人間1人1人がどのような状態であろうとも、貴重でたっとい、そういうものだということを教え続けていてほしいと願います。児童生徒だけでなく、狭山市民に理解していただくように、人権教育には一層心を砕いていただきたいと思います。

(中略)

 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

(後略)

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