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衆議院厚生労働委員会議事録 2003/02/26 - TransNews

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第156回国会 衆議院厚生労働委員会議事録 第2号 2003/02/26

全文

uploaded 2003/03/10
(ハイパーリンク・参考条文・西暦は引用者による)


第156国会 衆議院厚生労働委員会議事録 第2号(2003/02/26)

第 2 号 平成15年2月26日(水曜日)

平成十五年二月二十六日(水曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 坂井 隆憲君
   理事 熊代 昭彦君 理事 長勢 甚遠君
   理事 野田 聖子君 理事 宮腰 光寛君
   理事 山井 和則君 理事 福島  豊君
   理事 武山百合子君
      石田 真敏君    岡下 信子君
      後藤田正純君    左藤  章君
      田村 憲久君    竹下  亘君
      棚橋 泰文君    西川 京子君
      馳   浩君    平井 卓也君
      松島みどり君    三ッ林隆志君
      宮澤 洋一君    森  英介君
      谷津 義男君    山本 幸三君
      吉田 幸弘君    吉野 正芳君
      渡辺 具能君    井上 和雄君
      家西  悟君    大石 正光君
      大島  敦君    加藤 公一君
      五島 正規君    城島 正光君
      堀込 征雄君    三井 辨雄君
      水島 広子君    江田 康幸君
      桝屋 敬悟君    佐藤 公治君
      小沢 和秋君    山口 富男君
      阿部 知子君    金子 哲夫君
      山谷えり子君    川田 悦子君
    …………………………………
   厚生労働大臣       坂口  力君
   厚生労働副大臣      鴨下 一郎君
   厚生労働副大臣      木村 義雄君
   厚生労働大臣政務官    渡辺 具能君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  篠崎 英夫君
   政府参考人
   (厚生労働省健康局長)  高原 亮治君
   政府参考人
   (厚生労働省社会・援護局
   障害保健福祉部長)    上田  茂君
   政府参考人
   (社会保険庁次長)    伍藤 忠春君
   厚生労働委員会専門員   宮武 太郎君
    ―――――――――――――
委員の異動
二月二十六日
 辞任         補欠選任
  奥谷  通君     石田 真敏君
  西川 京子君     左藤  章君
  釘宮  磐君     堀込 征雄君
  城島 正光君     井上 和雄君
同日
 辞任         補欠選任
  石田 真敏君     馳   浩君
  左藤  章君     西川 京子君
  井上 和雄君     城島 正光君
  堀込 征雄君     釘宮  磐君
同日
 辞任         補欠選任
  馳   浩君     奥谷  通君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 厚生労働関係の基本施策に関する件


     ――――◇―――――
○坂井委員長 これより会議を開きます。

(中略)

○坂井委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大島敦君。

(中略)

○宮腰委員長代理 次に、武山百合子君。

○武山委員 自由党の武山百合子でございます。

(中略)

○武山委員 …

 雇用問題はこのくらいにしまして、全く話は変わってしまうんですけれども、私、最近、性同一障害を持つ、そういう人がふえているということで、そういう方々にお会いしました。何しろ、性同一障害というものを持っている方々が、今全国に約七千人から本当に七万人もいると言われておるんだそうです。私もそういう方々に初めて会いまして、びっくりいたしました、正直言いまして。本当に、今までそういう方が身近にいなかったものですから、お話もしたことがありませんでした。本当に腰を抜かすほど、正直言ってびっくりいたしました。

 生まれたときは、男の子、女の子と性がきちっとわかって、戸籍上、性別がいわゆる住民票やら社会保険やら健康保険にそれぞれきちっと明記されるわけですけれども、実際に成長の過程で、男の子として生まれながら女性として生きたい、女の子として生まれながら男性として生きたい、現実にそういうふうに思って、海外まで行って性の転換の手術をし、また国内でも現実にそういう手術をして転換して、やはり社会できちっとした人間として生きていきたい。しかし、そこで、聞いてびっくり、本当にいろいろな問題があるということを聞きました。

 まず、社会保険上の性別の表記があって、正社員になれない、そういうことが本当にあるんだそうです。それから、住民票の性別の表記がありまして、住むところを探すことが難しい。それから、投票券上の性別があって、参政権を行使しにくい。結局、投票所に行ったら、男性か女性かということで、本当は男性なのにどうして女性なんだということでそこでトラブルが起こる。

 医療機関にかかることを非常にためらう。健康保険証の性別の表記で、医療機関にかかったら、びっくりしたんですけれども、入院をしたら、もともと性別が男性だということで男性のところに入院しなきゃいけない。しかし、自分は女性なわけですね、気持ちとしても。洋服も女性の服装をして、全部スタイルが女性なんですね。それで、結局ためらってしまう。

 それから、いわゆる印鑑証明書の性別、これもきちっと性別が決められている。ですから、商いの行為が実質的に本当に現実に制限される。それから、びっくりしたことに、パスポートの性別で、海外へ行ったときに結局トラベラーズチェックの問題、それから税関で、何だあんたは、こう言われるというわけですね。聞きましたら、本当にびっくりして腰抜かすことばかりなんです。それで、いろいろな資格を取りますね。その資格証を取る上でも、その資格を使っての就業が、実際に就職が非常に難しい。もう聞くことすべてびっくり仰天のことなんですね。

 ましてや、その方々とお話ししていましたら、切実なんですね。実際に医学的に、もうそれは医療の分野では認められているということなんですね。それでますます私はびっくりいたしまして、腰抜かしまして、最後に言われたことは、愛する人と結婚したいと。戸籍そのものの性別の表記がある。こういう戸籍の性別の表記に関するいろいろな、今お話ししたようなものは、一つの例として、一端なんですね。私、もうこれにびっくり仰天しました。

 それで、医療の分野で医者がきちっと判断しているということですね。本当に頭の中は真っ白になりまして、頭の中は本当に混乱しまして、本当にびっくりしました。

 ましてや、本当に私の正直な気持ちを言いますと、女の子は一般的に背が男性よりもどちらかというと一般論としては低いですね、小柄ですね。その小柄な人が男性として生きたいということで、結局男性の性の転換をして、それで男性の姿なわけですね。女性として生まれた人が男性になりたいということで、小柄な女性が男性の姿をしているわけですね。そういう混乱ですね。

 でも、政治はやはりこういうものの意見にも耳を傾けていかなければいけないんじゃないかと思いまして、胸の痛い思いと同時に、これもこの国会でいずれ議論しなきゃいけないかなと思いまして、きょう質問いたしました。

 大臣、このお話を聞いて、以前から知っておられるかもしれません。私は、実際に初めてそういう方々とお会いして、初めて現実に触れたわけなものですから、正直言って、びっくりして腰抜かして大混乱を起こして頭の中が真っ白になって、でも、現実はそうであるということで、ましてや医療の分野できちっとそういう判断がされている。今後、やはり国会でこういう問題を取り上げていくべきだと思いますけれども、このお話を聞いて、大臣はどんな思いを抱きましたでしょうか。

○坂口国務大臣 今まで医療の世界の問題として、男性が女性に転換したい、あるいはまた女性が男性になりたいというお話はございまして、そうした皆さんに対して、精神療法でありますとかホルモン療法でありますとか、あるいは手術療法というようなのが行われているということは承知をいたしておりましたが、そういう人たちが非常に多くなって、そしてそれを一つの政治の場で議論しなければならない段階にまで来ているというのは、最近のことだというふうに私は思っております。

 この皆さん方の数もかなりふえて、私もどれだけ本当におみえになるのかということはよくわかりませんが、かなりの人数おみえになることは事実でありますし、その皆さん方の生き方として、どういうふうなことを認めていかなければならないのかということが議論の場にのってきたことだけは事実だというふうに私も思っております。

 先日来、特に女性議員の皆さん方からそういう御提起がございまして、一度そうしたことを真剣に取り上げてほしい、そしてどういうふうにそれを全体として考えていけばいいのか。全体として考えていけばいいのかというのは、各省庁にわたっている課題をどのように整理したらいいのかということだと思うんですが、そうしたことをひとつどこかが考えてもらわなければならないわけで、どこが一体担当をするのか、体にかかわることだから厚生労働省ではないかというお話も率直にあるわけでございます。

 私も、個々にそういう人がおみえになるということはもとから知っておりましたけれども、そういう人がふえて、そしてそういう人たちの生き方をどうしていくかというところまで私の思いが至っておらなかったことも事実でございます。

 最近でございますが、皆さん方のそういう御意見を受けて、これは正式に、そういう皆さん方の扱い方をどうするか、どういうときにそれを認めるかといったことも含めて整理をしなければいけない時期に来ている、そんなふうに思っております。

○武山委員 同じ質問に対して、木村副大臣にもお願いいたします。

○木村副大臣 私、実は率直に言って、先生のきょうのお話を聞きまして、大臣はもう既に知っていた、こういうことでございましたけれども、私は初めて先生がおっしゃるような七千人もの方々がおいでになるという現状を聞いて、大変びっくりしたような次第でございます。

 今大臣が申し上げましたように、今後どういうふうな対応をとるべきか、これから取り組んでまいりたいな、このように思っております。

○武山委員 私は、現実の社会は本当に多種多様な社会だなと、現実を見て本当に思いました。ぜひ、これは問題提起ということで挙げておきたいと思います。

 それから、次に移ります。

(後略)



参考


武山百合子(衆議院・自由党・比例北関東ブロック・当選3回)
http://www.yuriko-online.com/

坂口力・厚生労働大臣(衆議院・公明党・比例東海ブロック・当選8回)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/020930/07sakaguti.html

木村義雄・厚生労働副大臣(衆議院・自由民主党・香川2区・当選5回)
http://www.netwave.or.jp/~daini-k/index2.htm



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