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新着情報 March 2003

updated 2003/03/22


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Japan

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Liberal Democratic Party held study meeting on GID

性同一性障害で議員立法へ (共同通信 2003/03/18)

 性同一性障害を理由に戸籍の性別訂正を可能にする戸籍法の改正を求める意見が強まっている問題で、自民党議員でつくる性同一性障害勉強会(陣内孝雄会長)は十八日、四月半ばにも厚生労働部会に法案のたたき台を提出する方針を明らかにした。同会では、超党派議員による議員立法を目指す方針。

 性同一性障害は身体的な性と心理的な性が食い違う障害。戸籍上の性別と実生活の性が違うため、公的手続きや就職など社会生活を送る上でさまざまな障害がある。諸外国では法的性別の訂正を認めている例も多いという。

 この日の勉強会には、日本精神神経学会など医療関係者や当事者団体から法改正を求める要望書が出された。

戸籍の性別変更、立法化へ=自民の性同一性障害勉強会 (時事通信 2003/03/18)

 心と体の性の不一致に苦しむ性同一性障害について自民党の勉強会(陣内孝雄会 長)が18日開かれ、当事者の戸籍上の性の変更が可能となるよう立法化に取り組む 方針を決めた。今後、さらに多くの議員の理解を求めた上で法案を作成し、議員立法 による早期の成立を目指す。

性同一性障害をもつ者の戸籍上の性別訂正・変更に関する要望書

性同一性障害勉強会 会長   陣内孝雄 様
事務局長 南野知惠子 様

性同一性障害をもつ者の戸籍上の性別訂正・変更に関する要望書

性同一性障害をもつ者は、生きていく上での様々な問題に直面しています。なかで も、戸籍上の性別(続柄の記載)が訂正されないことが、当事者が社会生活を送る上 で、大きな障害となっています。

わたしたちは、性同一性障害をもつ当事者として、また当事者を支援する者として、 性同一性障害を持つ者の戸籍上の性別の訂正・変更を可能とする立法措置が行われる ことを、強く要望いたします。

なお、わたしたちは、上記に加えて、次の3点を要望いたします。  

・立法措置の検討にあたっては、できるだけ多数の当事者の声を聞き、その声が反映 されることを要望いたします。  
・性別の訂正に関わる立法を実現している他の諸国と比較しても、当事者の人権が保 障され、それを損ねることのない内容とされることを要望いたします。  
・戸籍上の性別の訂正が可能となっても、引き続き、当事者の社会生活を向上するた めの取組みが継続されることを要望いたします。
以上

平成15年3月18日 団体名(五十音順)

FTM日本 (主宰 虎井まさ衛)
性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会(略称 gid.jp)
TNJ : Trans-Net Japan(別称 TSとTGを支える人々の会) 運営メンバー一同

FTM日本 http://www2s.biglobe.ne.jp/~krtry/
性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会(略称 gid.jp) http://gid.jp
TNJ : Trans-Net Japan(別称 TSとTGを支える人々の会) http://www.geocities.com/HotSprings/Villa/7797/home.htm

NEW

Komei Shimbun Newspaper appeals appropriate understanding about GID


ウイメンズナウ/性同一性障害に正しい理解を (公明新聞 2003/03/13)

 性同一性障害で悩む人の人権保障の視点から、公明党は昨年12月、党の法務部会内に性同一性障害小委員会を設置して議論を進め、2月21日には、森山真弓法相と片山虎之助総務相に対し、適正な手続きのもと戸籍上の性別変更を行えるよう戸籍法を改正するなど、立法措置を速やかに講ずるよう要請しました。一方、地方自治体においても、公明議員の提唱で、性同一性障害者への偏見、差別をなくすために、印鑑登録証明書などの行政文書から性別記載を削除する動きも出てきています。性同一性障害に対する正しい理解が求められています。

 『生物学的性と自己意識の不一致に苦しむ』

 性同一性障害(性転換症)とは、生物学的な性と、本人が自覚する性が異なるためのギャップ(性の自己意識の不一致)に苦しむ状態をいいます。発症原因は医学的に解明されていませんが、精神的にも肉体的にも全く正常な人が、自分の肉体がどちらの性に属しているかをはっきり認知しながら、その半面、人格的には自分が別の性に属していると確信している状態と定義されています。

 治療法としては、精神療法の上で、性の自己意識と一致する性別に身体の性別を合わせるようホルモンを投与したり、それでも違和感が解消しない場合には性転換手術(性適合手術)が行われます。

 日本精神神経学会が1997年5月に発表した「性同一性障害に関する答申と提言」に基づく診断基準と治療に関するガイドラインに沿って、98年に埼玉医科大学で国内初の性転換手術が行われて以来、現在までに、判明しているだけでも同手術件数は21件に上っています。推定患者数は約2600人と報告されていますが、実際には、その10倍以上存在するといわれています。

 ところが、合法的に性転換手術を受けた場合でも、家庭裁判所で戸籍上の名前の変更が認められているのに対し、性別記載の変更は認められていません。現行の戸籍法第113条のもとでは、審判による戸籍上の性別記載の変更の許可は困難であるというのが司法の判断です。

 そのために結婚、パスポートの申請・使用、選挙の投票など基本的な権利の行使にすら、支障を生じているのが現状です。また、それ以前に、性転換手術やホルモン治療の費用に保険が適用されず、性別を記載している住民票を提出できず就職も難しいなど、社会の差別や偏見、無認識のために、困難な生活を余儀なくされています。

 このように性同一性障害で悩んでいる人々の人権を保障するためには、(1)医学的見地から的確に性同一性障害と認定された人が、適正な手続きのもとで戸籍上の性別変更を行えるよう戸籍法第113条の改正などの立法措置を講ずる(2)公職選挙法第20条「選挙人名簿記載事項」からの「性別」削除など、公文書において不要な性別記載削除の立法措置をとる(3)地方自治体に対し、印鑑登録証明書等における性別記載をしない措置を講ずるよう周知を図る――など法的な問題の解決が必要とされています。

 『公明 小委員会設置し検討、法相らに申し入れ』

 性同一性障害について公明党は、昨年11月、厚生労働部会と法務部会との合同会議で勉強会を開き、同障害に悩む人の支援について研究を進めることを確認、12月には法務部会内に小委員会を設置し、本年2月、法相、総務相に対して、戸籍法改正をはじめ記載が不要な公文書からの性別削除のための立法措置などを申し入れました。

 席上、森山法相は「他省庁とのかかわりがあるが、趣旨に沿うよう努力したい」との考えを示しました。浜四津敏子代表代行(参院議員)も、人権救済の必要性があるものとして、これまで2回にわたって国会質問で取り上げ、議員立法の準備を進めるなど、“人権の党”公明党として性同一性障害の問題に積極的に取り組んでいます。

 また、党女性委員会の「男女共同参画プロジェクト」(松あきら座長=参院議員)は、性同一性障害の問題を活動項目の一つに掲げ、勉強会を開催、女性政策の小冊子「21世紀は女性が主役」にも1項を入れています。

 『地方議会で行政文書への男女の記載削除の動きも』

 また、同プロジェクト副座長の鈴木洋子東京・小金井市議(党都本部女性局長)の尽力により昨年9月、同市議会で性同一性障害者の性別記載について性別の書き換えができる道を開くことを求める意見書が提出され、全国で初めて可決。11月には公開フォーラムを開催、12月議会の鈴木さんの質問への答弁では市側に、いち早く印鑑証明の男女記載廃止を約束させています。

 一方、同プロジェクトで事務局長を務める谷合規子埼玉・新座市議も昨年12月議会で質問。市長から「印鑑証明の男女記載を廃止する。選挙の投票用紙は電算処理でバーコードを導入する時点で男女記載をやめる。そのほか市が発行する文書、ほかに施設の利用申請書など収集文書を総点検し、法で定められているもの以外は直ちに廃止する。国にも法改正を働き掛けていく」という画期的な答弁を引き出し、現在、着実な見直しが進められています。
戸籍法第113条
戸籍の記載が法律上許されないものであること又はその記載に錯誤若しくは遺漏があることを発見した場合には、利害関係人は、家庭裁判所の許可を得て、戸籍の訂正を申請することができる。

公職選挙法第20条(選挙人名簿の記載事項等)
選挙人名簿には、選挙人の氏名、住所、性別及び生年月日等の記載(前条第三項の規定により磁気ディスクをもつて調製する選挙人名簿にあつては、記録)をしなければならない。
 2  選挙人名簿は、市町村の区域を分けて数投票区を設けた場合には、その投票区ごとに編製しなければならない。
 3  前二項に規定するもののほか、選挙人名簿の様式その他必要な事項は、政令で定める。

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Medical professor, known for his affection toward minorities, will soon retire

島津威雄さん 社会の少数派見つめ続け(ひと) /三重 (朝日・三重版 2003/03/15)

 しまづ・たけお 社会の少数派見つめ続け、三重大を今月末で退官(63歳)

 同性愛、性同一性障害など性の少数派を講師に招いた「性の多様性概論」を開くなど異色の医学部講師だったが、今月末で退官する。

 社会の少数派とのかかわりは大学卒業後、京都の被差別部落の診療所でアルバイトをしたことに始まる。76年に三重大に着任。学生に誘われ「部落解放を考える三重の会」に参加。そこで、教育学部の韓国籍学生が国籍条項が撤廃された県の教員採用試験を受験したが、「前例がない」として落とされそうだと知った。支援する会を結成し、県教育委員会に働き掛け、80、81年と韓国籍小学校教諭が誕生した。

 94年からは新入生の授業で薬物依存者リハビリセンターや身体障害者の自宅訪問、野宿者の夜回りなどをした。「まずは出会うことが大切です」

 退官後は、性の少数派への理解を深める会を立ち上げる予定だ。手始めに5月、女性に生まれたが、男性として生きた米国人を描いた映画の上映会を企画している。

 (津市江戸橋3丁目)

島津威雄

NEW
Readers' reactions on GID person's essay series

話題を追う 県内に広がる波紋 性同一性障害 連載手記へ読者の声 / 東風西風 (日本海新聞朝刊 2003/03/14)

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Hospital in Fukushima welcomes GID patients

性同一性障害の対応、初のマニュアル化 福島の大原総合病院 (朝日 2003/03/20朝刊)

性同一性障害の対応、初のマニュアル化 福島の大原総合病院 (朝日 2003/03/20朝刊)

 自分の性に違和感を持つ性同一性障害(GID)の人が、気兼ねなく病院で受診できるようにしようと、福島市の大原総合病院が対応マニュアルを作った。この障害の専門学会、GID研究会によると全国で初めて。4月から運用する。心電図撮影時はバスタオルで患者の体を覆う、診察券の性別表記は削る、など当事者の気持ちを尊重する内容。22日、同研究会で発表する。

福島の大原綜合病院 性同一性障害に配慮 診察券の性別表示削除=福島 (読売・福島版 2003/03/19)

 ◆検査で体の露出避ける 総看護部長「特別という意識ない」

 性同一性障害(GID)の人が病気やけがなどで来院した際、不安や苦痛を感じたりせずに診療が受けられるようにと、福島市の大原綜合病院が来月から、GIDであることに最大限配慮する受け入れ態勢を全科挙げて整える。本人の申し出により、新患申込書の性別欄記入を免除したり、名前を呼び出す際、他の患者にGIDであることを知られないような工夫をする。GIDに対する偏見・差別などの問題がクローズアップされているが、医療機関によるこうした取り組みは全国でも異例だという。

 具体的には、配慮を希望する人に対し、受付に申し出るよう促すポスターを総合案内付近に掲示。申し出を受けた病院側では、新患申込書や診察券、カルテにGIDとわかるマークなどを付す。特に診察券については、性別の表示部分を削除した上で本人に手渡す。また、検査の際などは、本人が望まない体の部分の露出を極力避けるなど、きめ細かく配慮する。

 会計時などの呼び出しは、間違いを避けるためすべてフルネームで行うが、GIDであることを周囲に悟られないようにと、かなり時間がたってから窓口にやってくるケースもあり、そうした点を病院スタッフ全員が念頭に置いて、応対に当たる。

 同院では、菅野千代・総看護部長の呼びかけで、昨年九月から看護師やソーシャルワーカーなど有志八人による勉強会を組織。「外来対応マニュアル」の作成に向け、月一―三回のペースで事例研究などを重ねてきた。

 勉強会には、自らGIDであることを公表している福島学院短大の梅宮新偉講師(性科学)も参加し、「生物学的な性でなく、自分がそうと感じている性で受け入れてもらえたら安心できる」など、当事者ならではのさまざまな情報を提供した。

 菅野部長は「GIDで苦しむ人々が、不安を感じて病院に行きたがらない実態があることを知り、受け入れ態勢のあり方を検討してきたが、何か特別なことをするのだという意識はない。他の大勢の患者の中に、GIDの方をいかに埋没させられるか、ということに尽きると思う」と話している。
 
 〈メモ〉性同一性障害 肉体的・生物学的な性と、脳が認識している性とが一致しない状態を指す。患者は、自分の体とは反対の性での生活を強く望み、苦痛を感じるとされ、いわゆる同性愛や統合失調症などとは異なる。
 
 写真=性同一性障害に配慮した診察態勢を告知するポスター

性同一性障害者安心して受診を/福島の大原総合病院 (福島民報 2003/03/13)

 福島市の大原総合病院は、生まれ持った性と意識が一致しない「性同一性障害(GID)者」が安心して受診できるよう外来対応マニュアルを作成し、4月1日からスタートさせる。こうした取り組みは全国でもまれで、22日に東京で開かれる日本精神神経学会GID研究会で同病院の看護職員が発表する。

 同病院によると、GID者は診察券に性別が記載されていたり、戸籍名で呼ばれるなど、性別が明らかにされることを嫌い、病院に行くことに苦痛を感じる人もいるという。

 このため、GIDの申し出があれば、診療申込書に性別の記入を不要とし、診察券も性別欄を削って渡す。同病院は、原則として薬は院外処方になっているが、GID者に限って院内処方にする。このほか、受付、診療、検査、会計などの項目ごとに配慮事項を細かく定めた。

 マニュアル作成は、昨年9月に福島学院短大の梅宮新偉講師と同病院の看護職員とで性同一性障害の勉強会を設けたのがきっかけ。梅宮講師は性同一性障害の当事者でもあり、マニュアルの作成に当たっては梅宮講師を交えた本格的なシミュレーションを行ってきた。

 同病院はGID者向けのパンフレットを作製するほか、診療案内を掲げ、4月1日から全科体制でマニュアルの運用を始める。マニュアルの作成に携わった菅野千代総看護部長は「県内にGID者がどれだけいるか分からないが、安心して医療が受けられるよう対応していきたい」と話している。

性同一性障害者に外来の態勢を整備/大原綜合病院 (福島民友新聞 2003/03/13)

 大原綜合病院(福島市・有我由紀夫院長)は、性同一性障害(GID)や性に違和感を持つ人が不安なく一般外来の診察が受けられるように受け入れ態勢を整備、4月から全科(22科)で不安や苦痛に配慮した対応を実施する。こうした取り組みは全国では初めてという。態勢づくりに協力してきた、GIDの精神療法の第一人者で、自身もGIDの当事者で女性として生活している梅宮新偉(しんい)福島学院短大福祉心理科講師は「普通に診察が受けられるようにソフト面の工夫をするのは画期的なことで、全国のスタンダードケースになる」と話している。

性同一性障害 心の性別で診療します 福島の病院が指針 (河北新報 2003/03/12)

 福島市の大原総合病院(有我由紀夫院長)は「性同一性障害」の当事者に配慮した診療指針を策定、新年度から外来の全診療科で対応を始める。戸籍上の性別とは異なる「心の性別」での受診を全面的に受け入れ、診察窓口や検査などの応接を細かく改善する。

 心と体の性別が一致しないことに苦しむ性同一性障害の当事者は、戸籍上の性が記載される保険証の使用をためらい、医療機関にかかること自体を避けるケースが多い。病気になるとあえて無保険の診察を受け入れ、高額の治療費を払っている人も少なくない。

 大原総合病院は「当事者本位の受診環境を整えてほしい」という関係者からの要望を受け、昨年秋に院内にプロジェクトチームを設置。検討を進めてきた。

 このほどまとまった「外来対応マニュアル」には、(1)診察カードの性別を削除する(2)診察室で名前を呼ぶときは周囲の視線に配慮する(3)検尿は男女共用トイレを使う―などの応接の具体策を盛り込んである。

 外科、内科など全11科の医師や看護師、薬剤師、事務員らにマニュアルを配布、新年度から対応を始める。14日には院内の学習会を開いて、指針を徹底する予定。「当然取り組むべき医療サービスの1つ。スタッフ全員で当事者をサポートしたい」(菅野千代看護部長)としている。

 性同一性障害の当事者支援活動を続け、指針策定にもかかわった福島学院短大の梅宮新偉講師(性科学)は「総合病院で細かな対応を宣言するのは全国でも初めてではないか。受診を我慢して苦しんでいる当事者は多く、こうした動きが全国の病院に広がってほしい」と話している。

財団法人大原総合病院付属 大原医療センター


Korea, South
NEW
Does sex-change depend on judge's mind?

性転換許可は判事次第?(朝鮮日報 2003/03/05)


Television


BS朝日(BSデジタル放送)
BBC FOCUS 地球伝説 (2003/03/05〜07 毎日20:00〜20:53)


3月5日(水) 放送
「ホルモン作用の不思議(1)」
<シリーズ> ボディー・ケミストリー

男女の性を生み出し、思春期、更年期、妊娠時等さまざまな場面での人間の心と体に影響を与えるホルモンの不思議について探る第1回。
人間のホルモン・システムは石器時代からほとんど変化していない一方で、人間社会の生活様式は急速に様変わりした。このため本来人間の身を守るはずのホルモンが、現代人にとっては、かえって地獄のような悲しみを与えるものとなってしまった。現代人のストレスとホルモンの関係についてリポートする。

人間のホルモン・システムは、実は石器時代以来、進化していない。ところが、社会が急激に高度化してしまったため、人間は体と社会のギャップの中で様々なストレスを強いられている。例えば、昼夜逆転の勤務や時差ボケは、ホルモンのリズムを大きく乱し、女性の生理不順など様々な変調を体にもたらしたり、疲労や集中力の低下による事故の原因になったりする。

また、人間は、人生のどの段階においてもホルモンに支配されており、胎児期、思春期、更年期などあらゆる場面で、現代社会に適応できないホルモンが害を及ぼしている。思春期が早まった反面、精神的には未熟で性的欲求にうまく対処できなくなっている。女性は寿命が延びた分、月経前緊張や生理痛も増えてしまった。原始社会で闘いや狩りの原動力となったテストステロンも、現代ではスポーツの試合くらいでしか発散できない。ホルモンの人体における働きと、現代社会でホルモンが人間に与える様々な苦しみを紹介する。


3月6日(木) 放送
「ホルモン作用の不思議(2)」
<シリーズ> ボディー・ケミストリー

男女の性を生み出し、思春期、更年期、妊娠時等さまざまな場面での人間の心と体に影響を与えるホルモンの不思議について探る第2回。
若返り、延命、性転換など、ホルモンによってストレスなどをコントロールする研究の最新事情をリポートする。また、女性の更年期障害を治療するエストロゲン療法、骨粗しょう症の治療薬の開発や人間の抑うつ状態の原因となるホルモンの解明など、研究の最新事情もあわせて紹介する。

科学の目覚ましい進歩により、人間はホルモン剤を次々に開発し、ホルモン作用を操作することに成功しつつある。老人に多量のホルモン剤を投与して若返らせたり、男性ホルモンの投与による性同一障害の女性の男性への性転換。女性ホルモンによる更年期障害治療、乳がんの危険を減少させた特殊なホルモンによる新薬…。ホルモン剤の可能性は限りないように思えるが、まだ長期的な身体への影響は明らかではなく、疑問点も伴う。また、ホルモン剤に頼らず、カロリー制限やエクササイズによってホルモンを調節しようという試みもある。

ホルモン操作によって、本当に人間は天国を手に入れられるのか? ホルモンを操作することは良いことなのか? ホルモンをめぐる様々な問題に迫る。


3月7日(金) 放送
「ホルモン作用の不思議(3)」
<シリーズ> ボディー・ケミストリー

男女の性を生み出し、思春期、更年期、妊娠時等さまざまな場面での人間の心と体に影響を与えるホルモンの不思議について探る第3回。
人間に性別を与え、異性への関心や様々な感情の源となる「性ホルモン」の働きについて身体化学の最前線から報告する。

人は異性に関心を持ったり、触れたいと感じたりする。これはテストステロン、エストロゲンといった性ホルモンの仕業で、胎児の性別を決定する鍵であり、性ホルモンのバランスによっては性同一障害が生まれることもある。また、恋に落ちたときにはドーパミンという性ホルモンが分泌されるが、これはコカインを服用したときに大量分泌されるホルモンである。

これらのホルモンは思春期の頃に急激に分泌量が増え、心身ともに子供から大人へと変化させ、男女の行動パターンにも影響を与える。男女の違いは、生まれる前に胎児の状態で決定されるが、その時のホルモンの分泌に異常が起こると、アンドロゲン不能症、先天性副腎過形成症といった病気につながる。

対立する性はなぜ惹かれあうのか? 恋するとき体の中で何が起きているのか? 恋とホルモンの関係を科学的に分析し、いくつかの事例を挙げながら解説する。

朝日ニュースター (ケーブルTVまたはSKY PerfecTV) 
朝日新聞 クロストーク「性同一性障害  戸籍の性別訂正に道を」(2003/03/01)

心と体の性別が食い違う、GID性同一性障害の人が、戸籍上の性別の訂正を訴えてい る。 GIDと診断され性適合(性転換)手術を受けた後も、就職、海外旅行、入院、役所の 手続きなど、様々な場面でトラブルが生じるという。 GIDの当事者が現状を語り、性別訂正のための法整備を訴える。


出演:虎井まさ衛(FTM日本主宰)
大島俊之(神戸学院大学法学部法律学科教授)
聞き手:川名紀美(朝日新聞論説委員)
 
2003/03/01(土) 午後2:10〜3:00 
<再放送>
2003/03/02(日) 午後6:10〜7:00
2003/03/02(日) 夜11:10〜深夜0:00
2003/03/03(月) 朝4:10〜5:00


Radio



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