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updated 2003/12/02


2003年第3回定例会会議録 (2003/09/05)

平成15年 稲城市議会会議録第20号(第3回定例会)

平成15年9月5日(金曜日)

(前略)

○ 議長(石井直治君) 次に、通告の3番、伊藤ちか子さんの一般質問を許します。21番、伊藤ちか子さん。

○ 21番(伊藤ちか子君) それでは、1番目からスタートいたします。

(中略)

○ 21番(伊藤ちか子君) それでは、次に移ります。5番目、性同一性障害者の次回衆議院議員選挙への参加についてお尋ねします。まず@、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が成立し、来年7月に施行されることに伴う業務の見直しを的確に進めるべきだと考えます。また、この法律にかかわらず、公的書類から性別欄を削除したり、削除を検討している自治体もふえております。例えば、名古屋市では、印鑑条例を改正し、印鑑証明書では性別欄がなくなりました。このような公的書類からの性別欄の削除をも含め実施していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。

○ 議長(石井直治君) 総務部長。

○ 総務部長(小池昭司君) 生物学的な性と本人が自覚する性が一致しない性同一性障害者は、社会生活の上で身分照会を求められる際に精神的苦痛とともに、就職などで不利益を受けることが多くあります。こうした切実な問題を解消し、障害がある人でも社会で等しく生活できることを目指して、特例法が成立しました。市といたしましては、1人1人が守らなければならない人権問題ととらえ、特例法の成立に合わせて、行政各分野で扱っている申請書・通知書などの公文書の性別記載について、不必要なものは廃止するという方向で整理いたします。現在、全庁的に性別記載のある公文書についての調査を行っているところでございます。

○ 議長(石井直治君) 21番、伊藤さん。

○ 21番(伊藤ちか子君) そちらの方に以前にお渡ししたのですけれども、千葉県市川市の規則・要綱・事務文書関係で削除可能なものを調べてみますと、図書館・病院・総務・福祉・放置自転車、何と140部ぐらいの文書になるのです。性同一性障害を抱える人々が普通に暮らせる社会環境の整備ということで法律が施行されたわけで、そういう意味では今、調査という段階だということなのですけれども、一日も早く削除を展開できるよう、いつごろまでに終了する予定なのか、お尋ねします。

○ 議長(石井直治君) 総務部長。

○ 総務部長(小池昭司君) 法の施行は来年7月ということでございますが、少なくとも15年度中にはその性別記載の必要性・不必要性等を研究調査した上で判断いたしまして、できることならば16年度からの申請書または許可証等に不必要な性別記載を廃止する方向で進めていきたいと考えております。

○ 議長(石井直治君) 21番、伊藤さん。

○ 21番(伊藤ちか子君) 国では7月施行ですから、16年度ということで、本当に一生懸命対応していただけるのだという姿勢が伝わってまいりました。行政や私たちの心の中の偏見やバリアが取れるよう期待して、次のAに移ります。

 来年の7月に任期が満了する衆議院議員の選挙については解散も示唆されております。市内在住の性同一性障害者は、従来の選挙において投票所において身分証明書の提示を求められたり、不便・不快な思いをしたことから、先般の統一地方選挙については棄権せざるを得なかったというお話を聞きました。性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の趣旨にかんがみ、投票所における男女別の表示をやめるべきだと考えます。実際にこのような考え方から、福島市では選挙入場券から性別欄を削除したということでございます。以上です。

○ 議長(石井直治君) 選挙管理委員会事務局長。

○ 選挙管理委員会事務局長(長谷川 茂君) 公職選挙法第20条では、選挙人名簿の調製についての規定が定められておりまして、選挙人名簿には選挙人の氏名・住所・性別及び生年月日等の記載をしなければならないと定められております。各種の選挙における投票においては、選挙権を有する者の本人確認を確実に行う必要があることから、この選挙人名簿をもとに投票所入場整理券を投票の期日前までに選挙人に交付し、選挙人は投票の際に投票所での投票入場整理券を提示し、本人確認を受けた後投票することとしております。また、選挙に関しましては、各種の統計が必要となり、男女別での数値を東京都・国に報告が義務づけられている状況にあります。一方、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が制定されたことに伴い、性同一性障害をお持ちの方に対し、対応を考えていく必要があると思われますので、選挙管理委員会といたしまして慎重に対応してまいります。

○ 議長(石井直治君) 21番、伊藤さん。

○ 21番(伊藤ちか子君) 選挙権を有する者の確認を正確に行うために――不正防止のためにということで、稲城市の場合は投票所の入場整理券については男女の記載があると。私がこれを予算委員会で質問したときには、既に印刷してしまっているので、そのような話を聞いてももう間に合わないという段階だったのです。それから、今の答弁を聞くと、公職選挙法第20条には選挙権を有する者の男女別を入れなさいとか、いろいろ書いてあると。公職選挙法を聞いているのではないのです。投票所入場整理券についてどのようにしているのかと聞いているのです。それから、国や東京都に投票した人の男女別の人数を報告しなければいけない。それは、投票所入場整理券を使わなくても、今は受付にコンピューターを導入しているので、まるっきり支障はないわけです。そういうことから考えれば、今の答弁を聞いていると違和感をすごく感じるのですけれども、とりあえず法律ができたので、私がとやかく言うよりも、法律に従って対応してくれると私はとりますし、現実に先日選挙管理委員会が開催されましてこの議題が取り上げられたということで、私も喜ばしいと思っているのですけれども、方向づけについては今後どうなっていくのでしょうか。

○ 議長(石井直治君) 選挙管理委員会事務局長。

○ 選挙管理委員会事務局長(長谷川 茂君) 今お話がございましたが、9月2日に稲城市選挙管理委員会を開催いたしました。その段階で、先ほど申しました性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律というものが7月にできたということで、まだ委員の方に御説明する機会がなかったこともございまして、この法律の内容、そしてこれにかかわるところの入場整理券の取り扱いにつきまして議題として議論していただいたところでございます。この統一選挙までの入場整理券につきましては性別欄を設けて実施してきたところでございますが、仮にこれを外した場合にどういう状況になるのかということでございます。2日の時点では結論が出ませんでしたが、一番心配しているところは本人確認――誤ってしまったでは済まないわけでございますので、継続審査といいましょうか、委員会としてさらに検討していきましょうということでございまして、それを受けましてその後の事務という形にしていきたいと思います。

 それから、ちょっと誤解があるといけませんので、申し上げておきます。御質問の中に身分証明書の提示云々と書いてございましたが、私どもは投票所の入場整理券を事前に発行しておりまして、その入場整理券をお持ちでない方で本人と確認できない場合には身分証明書の提示を求めることもあり得ると思いますが、比較的少ないケースだと思います。一応、ひとつ御理解いただきたいと思います。

○ 議長(石井直治君) 21番、伊藤さん。

○ 21番(伊藤ちか子君) 私も、誤解があるといけないので、しっかり申し上げておきます。要するに、その方は女性なのですが、男性に切りかえられたくて、今回男性の服装をして入場整理券を持っていったら、身分証明書を見せてくださいと言われたということなのです。それで選挙に行くのは嫌になってしまって、この間の統一地方選挙に行かなかったのです。そういう話を含めて、この間総務部長に、こういう法律が通ったから、庁内でも文書から削除できるものについては御配慮願いたいということで要望書を持っていったケースがありました。そういう事実があってこう書かせていただいたのです。わかっていただけますでしょうか。

 要するに、3月17日の予算特別委員会のときに聞いたら、とにかく既に準備が済んでいるのだから御理解いただきたいといった答弁だったので、いや、そうではないでしょう、今後についてはもっと前向きに考えていただけるのでしょうねと。先ほど申し上げましたけれども、既に福島市の方では削除しておりますので、ぜひ一日も早く削除するようにお願いいたしまして、次の項目に移ります。

(後略)

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